アニメ「おじゃる丸」でおじゃる丸の声を演じる西村ちなみが、8日放送のNHK大河ドラマ「光る君へ」（日曜午後8時）の34話に出演した。
今作は紫式部を主人公に、1000年の時を超える長編小説「源氏物語」を生み出した女流作家の波乱の一代記を描く。西村は物語を読む「筑前の命婦」役で登場。「オファーをいただいた時は、思わず声が出ちゃいました」と明かし、「自分が『光る君へ』の世界にいるのが不思議で…終始ふわふわしてました」と率直な気持ちを語った。
「きれいに読みすぎないように、腹式で話さないように…など普段とは違う感覚に惑いつつも」と普段と異なる発声を気にしつつも、「そのオファーを楽しみながら、藤式部の紡ぐ物語を女房の皆さんと心を分け合う気持ちで読ませていただきました」と演じきった。
「おじゃる丸」と「光る君へ」は、どちらも貴族が栄華を極めた平安時代を扱っている。「同じ平安時代を舞台とした物語のご縁で、コラボ番組をさせていただいたり、とてもすてきなご縁をいただけてただただ感謝です」と出演を喜んだ。
また放送終了後には、西村がおじゃる丸の声で源氏物語の「空蝉」の一節を朗読した映像が、番組公式ホームページに公開された。
