starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

高橋洋一氏「価格つり上げが意図」コメ不足で新米高騰も政府が備蓄米を放出しない理由


炊きたての白米ご飯※写真はイメージ

元財務省官僚で経済学者の高橋洋一氏が7日、ABCテレビの生情報番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜午前9時30分)に出演。“令和の米騒動”で、店頭に並び始めた今年の新米の価格が急騰していることについて言及した。

番組では「コメ不足で新米高騰」をテーマに取り上げた。大阪府の吉村洋文知事は、8月下旬、コメの品薄状態が続いているとして、政府の備蓄米を放出するように要望した。さらに、9月に入り「需給の逼迫(ひっぱく)した状況で新米が出回ると、当然、需要のほうが大きいので価格がぐっと上がる。これからも上がってくるだろう」と危惧し、政府に備蓄米を放出するように再要望した。

坂本哲志農相は約100万トンある備蓄米について「(備蓄米を放出すれば)民間流通が基本になっているコメの需給や価格に影響与える恐れがあるため、慎重に考えるべき」との考えを示した。

なぜ、放出しないのかについて高橋氏はフリップボードで「価格つり上げが農水省の意図。国にはプラスだが、消費者のためにならない」と指摘した。

「経済学の一番、単純な話」と前置きし、「価格は需要と供給で決まる。供給の話をすると、かなり説明できる」。フリップボードに「水稲作面積の10aあたりの平年収量」の年度別の推移を提示。作付面積は年々、減少し、平均収量は微増している。「実際に(市場に)出る量は2つのかけ算。(出る量は)が~んと下がる。下がっているのは何かと言えば、農作物というのは絞れば絞るほど、収入が増える」と持論を展開した。

MCの東野幸治が「出す量を減らせば減らすほど、みんながほしがるから値段が上がるってこと?」と質問すると、高橋氏は「そう。これは農水省から見れば、予定通りだから、備蓄米は出さない。出したら、予定が狂うでしょ」と政策だと断言すると、スタジオのパネリストからは「え~」と驚きの声が上がった。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.