オダギリジョー（48）が2日、都内で行われた「クラフト バジルフレッシュモッツァレラ」新パッケージ発表会で、販売元の森永乳業と、数秒だけという異例の広告契約を結んだ。イベント後、関係者は「本当に広告契約は数秒だけです」と説明。オダギリはイベント後、ギャラについて聞かれ「僕、ギャラ聞いてないですけど、これで年契約のような額はもらえないと思います」と率直に明かしたが、同関係者は「40分の1とか、そういう額ではないでしょうが、年契約ほどの額ではないです」などと説明した。
今回の広告契約は「クラフト バジルフレッシュモッツァレラ」にバジルの香りと味が付いており、トマトなどの食材とあえるアレンジだけで、イタリア料理の味わいを楽しめる商品性から“秒速イタリアン”というキーワードを設定。そのイメージキャラクターとして、オダギリとキーワードに沿った数秒だけの広告契約を結んだ。
オダギリは契約にのっとり、トマトのカプレーゼ、サーモンサラダ、タコのバジルパスタの3品を、わずか43秒で調理して笑顔で立ち去った。数秒だけの広告契約の実質的な出演時間は43秒で、メディアの撮影に応じた時間を含めても、1分40秒程度で降壇した。
“数秒広告契約”の間、オダギリが起用された特設ホームページも立ち上げられたが、本当にオダギリが登場した43秒程度しかアップしなかったという。オダギリ自身、イベント後の囲み取材では「なかなか他にない仕事。この時点で契約が切れており（手に商品を）持っている意味が良く分からない。なかなかできない経験なので、お受けしました」と、契約終了後ながら取材対応している異例の状況そのものを面白がっていた。
関係者は、43秒程度のアップにとどまった特設ホームページについて「一体、どれくらいの方が見てくださったのか…ほとんど、ご覧になっていただけていないかもしれません」と苦笑した。その上で「森永乳業とオダギリさんの心意気が、少しでも伝わってもらえたら…」と、今回の発表会のニュースが、少しでも広がることを切に願っていた。
