人気漫才コンビ「銀シャリ」が、8月31日深夜に放送されたMBSテレビ「かまいたちの知らんけど」に出演。20年来の付き合いになる番組MCかまいたちと、本音トークを展開した。
上方伝統のしゃべくり漫才で芸を確立させ、16年にM－1グランプリを制し、17年春に東京へ拠点を移した橋本直（43）と、鰻和弘（41）のコンビ。大阪時代から、後輩かまいたちとも親交があったが、山内健司（43）濱家隆一（40）は恐れも抱いていたという。
濱家、山内は「引退しはった？ いうぐらい、性格がツルンと…。橋本さんは怖いって」などと投げかけた。これに、橋本は「コロナ禍の前まで、忙しすぎたんやな」と言い、鰻も同調した。
橋本は「（仕事が軌道に乗り出した）初期から休み、ほしかった。休みないので辞めよう、みたいなのあった」。M－1優勝の2年前、14年にM－1で決勝進出を果たしたあたりから、拠点の大阪でのレギュラー、仕事に加えて、東京での仕事も入り始めていた。
橋本によると、「優勝するだいぶ前」から「17年の春から東京、行かせてください」と、所属の吉本興業へ訴えていたという。
「仕事なくなるかもしれんぞ？ って。それでも『いいです』って。1回ファミレスからやり直したかってんな」
同意を求めた鰻も「そうそうそう。1から（やり直し）。2人でファミレスでネタ作って」とかぶせて、橋本は「そうそう、バイトして、ファミレス行って…な！」と口にした。
多忙を極めていた時代、橋本は夜中、自転車で帰路に就きながら「耳鼻科いつ行くねんっ！」と叫んでいたと吐露。山内、濱家に「分かるやろ？」と同意を求めた。これに、山内が「1回、そば食べてブツブツ出てきたから、そばアレルギーの検査いって、まだ結果聞いてない」と打ち明け、濱家が「行けへんもんな。何年前や、その検査」と言いながら、フォローした。
「お金より休み」とコンビの方向性も一致し、安定を求めて生活を取り戻した銀シャリ。一方、レギュラー多数を抱えたまま、全力で走り続けるかまいたち。橋本は2人を「大丈夫なん？」と心配した。
これに山内、濱家は「僕らはどっちも大金持ちになりたい」と、銀シャリ同様に、かまいたちも方向性は同じと主張。山内は「いつか楽をするために。ウイニングランのために、まだ走ってるところ」。濱家は「どんだけぜいたくしてもお金に困らんようになったらやめる。それに、1世代下にお金を残す。濱家家が将来、困らないように」との思いを打ち明けていた。
