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絵本作家やまもとしんじ氏が新作絵本発売「楽しませたい」大ファンのベッキーらへの思いも語る


新作絵本「スーパーマーケットはなまる おみせがあくまえに」を発売する、やまもとしんじ氏(撮影・松尾幸之介)

絵本作家の、やまもとしんじ氏が8月30日に新作絵本「スーパーマーケットはなまる おみせがあくまえに」(白泉社)を発売する。開店前のスーパーマーケットが舞台で、間違った売り場に迷い込んだ商品を探すゲーム性も込めた一作。今後目指す映画化などへの思いも語り、大ファンだというベッキー(40)へ「ぜひタイトル曲を歌ってほしい」とラブコールを送った。

30日に都内で取材に応じ、「子どもたちへの食育をテーマにして、かわいいだけではなく現実にある野菜や果物などとリンクしやすいようリアルなキャラクター作りを心がけました」と振り返った。約2214ものキャラクターを全て手描きで約4カ月で仕上げたといい、「時間はあまりありませんでしたが、クオリティーを落とさずに仕上げたかった」とこだわりもにじませた。

関係者を通じた縁があり、現在はベッキーと同じ芸能事務所GATE所属。今作にキャラクターとして登場している同事務所所属のお笑いコンビ、ハリセンボンも帯コメントを寄せており「想像もしていなかったことです。うれしさよりもびっくりした気持ちが大きい」と喜んだ。「ハリセンボンさんのライブに行かせていただいたことがありますが、2人は目の前の人たちを笑顔にさせる力がある。おふたりの存在に近いような書籍になればいいなと思いました」。

絵本作家として活動15年目を迎えており、今回が7作目。3年かけて作ったデビュー作では「初版4000部で作家へ入ってくるのは40万円くらいだった」と赤裸々に明かし「絵本だけで生活していける人はひと握り。これで最後にしようと何度も思ったことがありますが、長く続けてこられた理由は見てくれた方の声が届いて励まされたから」と語った。

中国向けに発売した自身の絵から作った大型ジグソーパズルが半年間で約3000万円を売り上げるヒットを記録するなど、その才能は国内外で認められつつある。「言葉が通じなくてもつながれるのはうれしいですね。理想の絵が描けた時はうれしいですし、根底にあるのは誰かを楽しませたいという重いです。なので、僕の絵にはつらい表情をしたキャラクターは登場しない。あるとしたら困った表情ぐらいまでかな」と笑顔をみせた。

まだ夢はある。今ではベッキーが自身のSNSで絵本についてつづるなど「夢のような展開」となっているが「僕の絵を使った映画化の構想もあって、いつかそれが本格的に展開されたら、ぜひベッキーさんにタイトル曲を歌っていただけたら」と語る。ベッキーのつづる歌詞に「目線を変えると絵本のように感じられることがある」といい「歌を聴きながら絵本を描いている時もありますし、マッチしているなと個人的には感じています。いつかコラボできたら」と話した。【松尾幸之介】

◆やまもとしんじ 福岡県出身、三重県育ち。レストラン経営の両親の影響で幼い頃から食とふれ合う機会が多い環境で育つ。高校時に美術の道へと目覚め、日大芸術学部在学中からフリーのイラストレーターとして活動。08年ごろから絵本作家としてのキャリアもスタートさせた。

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