TRFのSAM（62）とDJ KOO（63）が、J－RAPユニット「B．O．C（SAM＆DJ KOO）」としてデビューすることが29日、分かった。30日に配信シングル「NARIYAMA NIGHT feat．呂布カルマ、Ry－lax、DJ CHARI＆小室哲哉」をリリースする。
TRFは今年2月、デビュー30周年イヤーを締めくくる東京・日本武道館コンサートを成功させた。還暦越えの2人は、新たな挑戦としてJ－RAPユニットを結成。ユニット名「B．O．C」の由来は「BEEF or CHICKEN？」。TRFデビュー前の時期に、よく海外に行く飛行機の中で客室乗務員から聞かれた定番の言葉で、“初心忘れるべからず”というメッセージでもあると感じたからだという。
デビュー曲「NARIYAMA NIGHT feat．呂布カルマ、Ry－lax、DJ CHARI＆小室哲哉」は、TRFをプロデュースした小室哲哉（65）が手がけた。SAMとDJ KOOは「デビュー曲はやっぱり小室さんにお願いしたいと思い、昨年、TM NETWORKでお忙しい中、時間をいただき、2人でお願いをしにいきました。その結果、小室さんならではの新しいスタイルのJ－RAP楽曲に仕上がったと思っています。心から感謝しています」とコメントした。
楽曲のタイトルには、還暦を過ぎてもなお「自分たちの音楽は鳴りやまない」というメッセージがこめられている。曲中には「60過ぎてもストリート」「夜中リビングで筋トレしている」などといったフレーズが飛び出す。2人がラッパーのRy－laxと話し合いを重ね作り上げたという、それぞれのリアルなライフスタイルを反映させたリリックにも注目だ。
YouTubeで公開されているミュージックビデオ（MV）は、7月末に炎天下の千葉県内の倉庫で撮影。出演者とスタッフが汗だくになりながら、こまめな換気と水分補給を徹底して、昼から夜まで一丸となって収録を行ったという。
MVでは初心に立ち返る心意気をストリート感たっぷりに表現しており、髪を下ろしたSAMや黒服姿のDJ KOOが登場。CAやギャルたちが2人を囲んで繰り広げるTikTok風のダンスや、“ズッ友”らしいかわいく寄り添う2ショットが見どころという。
