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パリ五輪ブレイキン女子で0点敗退のレイチェル・ガン、非難殺到に声明「かなり破滅的なもの」


オーストラリアのレイチェル・ガン(Raygun)(ロイター)

11日に閉幕したパリオリンピック(五輪)の新競技として注目を集めたブレイキン女子で、3試合すべて0点となった独特のパフォーマンスやユニフォームが日本でも話題となったオーストラリアのレイチェル・ガン(36)。公開謝罪を求める署名活動が広がっていることを受け、15日に自身のインスタグラムを更新して声明を発表した。

9日に行われた1次リーグに出場したガンは、カンガルーの動きを取り入れるなど独創的なパフォーマンスを披露し、賛否を呼んだ。ゼロポイントに終わった直後から「よく代表になれたよね」など批判が殺到し、代表選考プロセスで不正操作が行われたという根拠のないうわさも浮上した。

そんな中、閉幕後にオンライン署名サイトで、ガンとオーストラリア選手団のアンナ・ミアーズ団長に対して公開謝罪のほか、選考過程における完全な調査と説明責任などを求める抗議署名活動が始まり、わずか数日で4万以上の署名が集まる騒ぎとなった。

請願書では、代表に選出されたのは五輪チームのコーチを務めた夫の影響だったと主張し、自身の運営組織を設立して自ら有利になるよう選考プロセスを操作してほかの出場資格のある選手が不当に見落とされることになったと抗議していた。

こうした誹謗中傷や虚偽の主張を受けてガンは、沈黙を破って動画を投稿。「私をサポートしてくれたすべての人に感謝することから始めたいと思います」と切り出し、「皆さんの生活に少しでも喜びをもたらすことができて嬉しいです。それが私が望んでいたことでした」と続けた。一方で、「それがこれほど多くの憎悪への扉を開くことになるとは知りませんでした。率直に言って、かなり破滅的なものでした」と傷心も吐露したガンは、「私はそこに出て(五輪に出場して)楽しんだし、とても真剣に取り組みました。五輪に向けて準備し、全力を尽くした」とコメント。誤情報に惑わされずにオーストラリア五輪委員会(AOC)などの公式発表を確認するよう求め、メディアに対しても自身の家族や友人、自国のブレイキンのコミュニティーを苦しめる行為は止めるよう懇願した。

AOCはガンに対する署名活動は、「苛立たしく、誤解を招く弱いものいじめ」だと非難。選考は透明で独立したものだったと述べてガンを擁護し、署名の撤回を求めている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)

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