秋元康氏が総合プロデュースする劇団4ドル50セントの1期生、堀口紗奈（26）前田悠雅（25）安倍乙（おと＝24）がこのほどインタビューに応じ、18日に東京・DDD青山クロスシアターで行う劇団7周年記念イベント「追憶のガラス」への意気込みや、7年をともにした互いの魅力を語り合った。【玉利朱音】
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－劇団は17年8月に旗揚げ。1期生は7年間活動をともにしてきました
前田 5周年くらいまでは「もう何年たってしまったな」みたいに焦りを感じたりしていたんですけど、7周年は単なる通過点として捉えている感じです。
堀口 そうだね。私も7周年に特別感はあまり感じていないんですけど、でも7年ってすごく長くて。
安倍 7年って数字にすると大きいなと思うし、ここまで続けてこられたのはファンの方々やスタッフさん、周りの方々にサポートしていただけたからだと思っているので、改めて感謝しないとな、と思います。
－「追憶のガラス」では初めて劇団員のみで舞台を製作。脚本を劇団員の久道成光さん、演出は劇団員のうえきやサトシさんが務めます
堀口 劇団員全員で会議をしてブラッシュアップしていったので、すごく劇団の思いが詰まった作品、脚本になったなと思っています。同じ劇団員だからこそ率直に物申せた部分もあり、台本を何回も書き直してもらったり…。
安倍 今も（笑い）。
堀口 稽古していく中での劇団員の成長もあって、もっと違うラストがあるんじゃないかという話になりまして、今も書き直してもらってます。（取材時は本番約10日前で）あたふたしてます（笑い）。
－今作は堀口さんと前田さんがW主演。堀口さんは自身初の主演でアイドルの夢破れた社会人、橋本恭子役。バーチャル世界で再び夢を追いかけます
堀口 劇団ではこれまで端っこからちゃちゃを入れたり、役割としては“お笑い”の部分だったので。それを考えると主演はすごく荷が重いなと思っていたんですけど、主演として何か劇団のみんなに恩返しができたらと思ってます。
－7年間をともにした互いの変化や、成長した部分を教えてください
安倍 紗奈ちゃんは常に明るくて、最初は「何を考えてるんやろうなー」って感じでした（笑い）。でも今は、自分をブラッシュアップさせるためにどんどん行動する姿をすごく尊敬してます。積極的にオーディションを受けたり、「無償でいいから参加させてください」って舞台に立ったりしてて。すごく熱くて、本当にお芝居が好きなんだなって感じます。
堀口 悠雅ちゃんは目つきがめっちゃ変わったなあと思います。（堀口は大阪出身で）初対面の時は「これが東京の芸能界か！」と思うような、キリッとした目つきをしていたんです。彼女なりのガードでもあったと思うんですけど、7年過ごしていくうちに優しい目になったと思う。目尻が下がりました。
安倍 たしかに！
前田 待って、めっちゃ恥ずかしい（笑い）。写真とか見返しても、自分でも下がっていってるのがすごく分かります。
前田 乙ちゃんは「流れに身を任せてふわ～っといく人なのかな」っていうのが最初の印象でした。すごく穏やかだし、つかめないところもあって。でもすごく忍耐強いんです。周りではなく自分自身と戦い続ける強さがあると今は感じていて、すごいなと思ってます！
－最後に、今後の目標をお願いします
堀口 親がもともと舞台好きで、両親に喜んでほしいと思って舞台に立ったりもしてきました。でも今後は、もっと自分のために芝居ができるようになれたらいいなって思ってます。劇団としてはとにかく走り続けたい。続けるって本当に難しいことだと思うんですけど、一生懸命がんばって皆さんに応援していただけるような7周年になったらと思います。
前田 昨年時代劇をやらせていただいたことがきっかけで、（NHK）大河ドラマに出演することが今の目標です。「劇団員で初の大河ドラマ」っていう記事を書いてもらえるように頑張りたいです！劇団としてはこの先もっと大きくなっていきたいですし、みんなで居続けたい。そのために7周年記念イベント、頑張りたいと思います！
安倍 （テレビ朝日系）「仮面ライダーガッチャード」に出演せていただいていて、ここからがスタートだと思っています。いろいろオーディションを受けたり経験を積んでいきたいです。そして、自分が培ってきたものを劇団のお芝居でも生かせるようにしたいです。ステージでも映像でも、みんなに「あんな女優さんになりたいな」って思っていただけるように頑張っていきたいと思います！
