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11日に行われたパリオリンピック(五輪)閉会式で、次回2028年大会の開催都市となるロサンゼルス(LA)への引継ぎセレモニーが行われ、トム・クルーズ、H.E.R.、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(レッチリ)、ビリー・アイリッシュ、スヌープ・ドッグらLAを代表するアーティストたちが登場。ハリウッドらしい演出で盛り上げ、大きな話題を呼びました。
パリ五輪が幕を下ろすと同時に、LAは28年大会に向けカウントダウンを開始。ハリウッドのおひざ元での開催とあり、スポーツとエンターテイメントを融合させた豪華な大会になることでしょう。
そんなLA大会では、すでにLAを代表するセレブやメダリストたちがアンバサダーとして活躍しています。
「A」の文字が自由に変換可能な「LA28」のエンブレムは2020年に発表されていますが、このロゴマークのデザインにはLAとこの大会を代表する30人以上のアーティストやアスリートが参加しています。閉会式に登場したアイリッシュやスヌープ、レッチリ、H.E.R.に加え女優リース・ウィザースプーンも参加していることで話題のロゴですが、他にも五輪金メダリストら多くのアスリートもデザインを担当しています。
五輪で起こる無限のストーリーを表し、多様性や創造性、人種の包括もテーマの一つに掲げるLA28のロゴは、「A」の文字のデザインをセレブやアーティスト、クリエーターらが担当し、現在までに異なる40ものバージョンが作られています。Lと28はシンプルな黒文字であるのに対し、セレブたちが自由に創作した「A」はカラフルでユニークなデザインが満載。西海岸らしい明るい色使いや斬新なデザインは、見ているだけでも楽しくなります。そして今回のロゴは、デジタル時代ならではの初の試みとして動いて変化する仕様になっているのも大きな特徴で、今後もどんどん新たなデザインが追加発表されるようです。そんなロゴのデザインに参加しているメダリストたちを紹介します。
■アリソン・フェニックス
7つの金メダルを含む11個の五輪メダルを獲得している元陸上選手で、2022年に現役を引退したアリソン・フェニックス。パリ五輪では、新たな国際オリンピック委員会(IOC)委員に選ばれており、地元LAでの開催となるLA28では大きな役割を果たしそうです。
■マイケル・ジョンソン
自国開催となった1996年アトランタ五輪で200メートルと400メートルで金メダルを獲得するなど3大会で4つの金メダルに輝いたマイケル・ジョンソン。パリ五輪閉会式の引継ぎセレモニーにも出演して話題を呼びましたが、五輪旗をリレーする映像で共演したパリ五輪スケートボード男子ストリートで銀メダリストのジャガー・イートンと東京大会に出場していたマウンテンバイク選手ケイト・コートニーと共に、新たにこのプロジェクトに参加することが先日発表されました。
■クロエ・キム
2018年平昌、2022年北京五輪のハーフパイプ種目で2大会連続金メダルを獲得した女王クロエ・キムも、LA28のロゴに参加しているクリエーターの一人。ロサンゼルス近郊ロングビーチ生まれた韓国系の両親を持つキムは、雪をイメージしたような「A」の文字をデザインしています。
■アレックス・モーガン
2度のW杯制覇を誇る地元LA出身の女子サッカー選手アレックス・モーガンは、赤いラインを使った立体的な「A」をクリエート。パリ五輪出場は逃したものの、4年後の地元開催に向けてLA28を盛り上げる一員として活躍が期待されています。
【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)