石原良純（62）が10日放送のカンテレ「おかべろ」（土曜午後2時28分＝関西ローカル）に出演。過去に所属していた石原プロモーションでの思い出について語った。
良純は大学在学中に誘いを受け、20歳の時に同プロモーションに所属。いわゆる「石原軍団」は“超縦社会”で、食事の際などにも厳しいルールがあり、時には殴られたことも。大浴場で全員が入浴する際にも、良純は先輩の渡哲也さんや舘ひろしらの動きを見ながら、急いで髪や体を洗うなど、気が休まらなかったことを振り返る。
「当時はすごく嫌だった」としながらも、「それがあったから、40年たってもそういう関係ができる。あの何年かだったけど、すごく密だった」。厳しい上下関係の経験を経て、今もなお先輩と後輩の間に強固な絆があることを強調した。
また、良純は当時「俳優の心得」として、「トーク番組に出たら、3つ聞かれたら1つ答えろ。あとは答えなくていい」と教わったことも明かし、NON STYLE石田明（44）は「そんなマニュアルが…？」と驚く。
良純は、司会者に質問をされてもグラスを傾けながら沈黙し、ポツリと一言だけ返す様子を実演。「それが正解なんですよ。要するに“間”なんですよ。雰囲気、立ち姿、後ろ姿…」と説明。
さらに、ドアを開けるシーンを撮影した際にも、舘から「良純、お前のドアの開け方は色っぽくない」と指摘されたことがあり、「それは役でできるものじゃなくて、普段から（やるべき）」と教わったという。
これに、石田が「さっき（スタジオに）入ってくる時も、色っぽさを意識した？」と聞くと、良純は「だから、俺はやってないって！」と苦笑していた。
