5月に虚血性心不全で77歳で亡くなった振付師でダンサーの真島茂樹（まじま・しげき）さんのお別れの会が8日、都内で行われた。舞台をイメージした赤いライトに、赤、白、ピンクの花で彩られた祭壇で、遺影には薄ピンクのスーツを着てほほ笑む写真が使われた。関係者は約600人が訪れ、着用衣装や写真なども展示。「一生踊り子」を貫いた故人をしのんだ。
松平健（70）は「マジー（真島）から引き継いで私が頑張ります。80歳までできますかね」とあらためて「マツケンサンバⅡ」への思いを口に。出会いは10代の頃で同曲への振り付けは松平からオファーした。「彼がやったら洋風が入ってガラッと変わった。最初は恥ずかしかったですけど、みなさんに喜んでもらえて。楽しい曲になりました。品やパワーがあった人でした」。
55年来の付き合いという市村正親は「まだ亡くなってないです。そういうことを感じさせない人間なので。魂は残っていますから」。森公美子は「最近は後輩の指導も頑張っていて、たくさんのものを与えていただきました」と悼んだ。真島さんは5月22日に都内の自宅で倒れているところを発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。葬儀・告別式は遺族の意向で親近者のみで執り行った。
◆主な参列者 松平健、市村正親、森公美子、川中美幸、芦川よしみ、紫吹淳
