女子レスリング五輪3連覇の吉田沙保里（41）が8日、NHK「パリオリンピック2024 デイリーハイライト」に出演。レスリング女子53キロ級で世界女王の藤波朱理（20＝日体大）について言及した。
藤波は準決勝で東京五輪銀メダルの〓（マダレに龍）倩玉（中国）を下して決勝進出を決めた。決勝ではルシア・ジェペス（エクアドル）と対戦する。
吉田は藤波について「もう霊長類最強女子ですよね、私よりね。そうでしょ」と切り出し、自身の称号を譲る意向を示した。
続けて自身との違いについて解説した。「タックルが得意なんですけど藤波選手も。私とちょっと特徴が違うのは、藤波選手は膝から下、低いタックルっていうのがすごく上手で、手足が長くて自分の手足を生かしたタックルの入り方がすごくうまくて」と説明。「私は膝から上でスピードでバーっと出てくるタックルなので、そこの違いがちょっとあるかなと」と語った。
さらに「本当に相手も守れないくらい強いので、もう決勝楽しみですね。金メダル間違いないと思います」と“新・霊長類最強女子”に太鼓判を押した。
藤波は23年6月の全日本選手権で吉田沙保里が樹立した119連勝（01～08年）を上回る120連勝に到達。現在の公式戦連勝記録は136となっている。
