女優菜々緒（35）がテレビ朝日系10月期金曜ナイトドラマ「無能の鷹」（金曜午後11時15分）で、同局初主演することが5日、分かった。
同作は、女性コミック誌「Kiss」（講談社）で現在連載中のはんざき朝未さんによる同名漫画が原作。有能オーラが半端ないのに圧倒的無能なヒロインと、本当は仕事ができるのに見るからに無能そうな残念サラリーマンのタッグが、奇跡を起こすコメディー。菜々緒は無能なヒロイン、鷹野ツメ子を演じる。
オファーを受けた菜々緒は、原作漫画をあっという間に読み進めた。感想を「今までにないお仕事コメディーだなという感想を持ちました」とし、「この令和の時代に、こんな斬新なお仕事コメディーをお届けできるのがすごく光栄」と目を輝かせた。
鷹野を「禅とか仏のような、ある意味で超越した存在」とし、その魅力を「敵を作らないと言いますか、もはや『敵ができない無敵さ』といったものがあります」。そんな鷹野が「すごくいろいろなヒントを与えてくれたんです」とコメント。「息苦しさを感じたり、切羽詰まった状況に置かれているような方もたくさんいらっしゃると思いますので、『私も大丈夫かもしれない』と肩の力が抜けるような、クスッと笑える鷹野を演じていきたい」と意気込んだ。
菜々緒自身、スマートに何でもこなすイメージだが「実は音読がすごく苦手で、カンペを読むのが不得意」と告白。「何回もかんでしまって、NGを出して…。このお仕事を始めて15年近くたつのですが、いまだに慣れません」という。だが、「鷹野は失敗しても何も感じないんですよね（笑い）。その精神性は、すごく勉強になります」と早速ヒントを受け取っている。
電子書籍のコメント欄には「菜々緒で実写化して欲しい！」という意見が多数寄せられている。「この作品に、すごく運命や使命を感じていますし、多くの方に届いて、少しでも楽しんでいただけるとうれしいです！ ぜひ楽しみにしていてください！」とアピールした。
