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元内閣官房参与で経済学者の高橋洋一氏(68)が3日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜午前9時30分=関西ローカル)に出演。日銀の追加利上げ決定について言及した。
日銀は7月31日の金融政策決定会合で、政策金利の無担保コール翌日物金利の誘導目標を0~0・1%程度から0・25%程度に引き上げる追加利上げを決定した。
高橋氏は「具体的に言うとね、住宅ローンの変動金利を借りてる人は0・15%上がります。あとね、企業の資金繰りローンも0・15%上がる。影響があるから、株価が42000円から36000円にガーンっと下がったでしょ。先行きを見て、もうダメだと思うから下がったんですよ」と解説した。
さらに、今回の利上げが「銀行にものすごく有利」と指摘。企業の当座預金には利息が付かないが、銀行が持つ日銀の当座預金には利息が付くことから「金利がガーンと上がるから、8000億円ほど銀行は日銀からお金をもらえる」とし、「逆に言うとね、政府のお金がなくなる。はっきり言って、これは金融機関対策ですよ」と今回の追加利上げで得をするのは銀行との見解を示した。