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【柔道】村尾三四郎「23歳とは思えない」涙隠す姿に反響…大野将平氏も「あと1歩どころでは…」


男子90キロ級決勝 ラシャ・ベカウリに敗れ、悔しがる村尾三四郎(撮影・PNP)

パリ五輪柔道男子90キロ級の村尾三四郎(23=JESグループ)が前回21年東京五輪の王者ラシャ・ベカウリ(24=ジョージア)に敗れ銀メダルに終わった。SNSでは試合終了後、涙を見せない村尾の姿に「武士道精神を感じた」と称賛の声も上がった。

村尾は誤審疑惑もあり、金メダルを逃した。終盤に投げ技を決めたかとも思えた場面もあったが審判の手は上がらず。その後、ベカウリの技にはビデオ判定により技ありと認められ一本負けを喫し、会場からもブーイングが起こった。

試合後、中継で解説を担当した五輪2連覇の大野将平氏は「ほぼ技ありであったと思いますが…」とした上で「ベカウリ選手の勝負強さはさすがチャンピオンだな」とコメント。長い沈黙の後に「あと1歩どころではない、もうすぐそこまで来ていた。悔しい敗戦ですね」と続けた。

村尾は試合後のインタビューでは、カメラに背を向け、涙を拭ったあとに「金メダルが取れなくて、内容どうこうより負けはきついもので、悔しさが残ります」と話したが、表彰式でもメダリスト4名で自撮りするなど、落ち着いた姿がSNS上でも注目を集めた。

SNSでは「これぞ男よ」「23歳とは思えないなぁ」「不満とか一切言わない姿、試合後のインタビューとかすごく泣けた」「しっかり礼と握手をし、潔く畳を降りていた姿がかっこよかった」「精神力がすごい」など称賛の声が寄せられた。

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