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レディー・ガガ、パリ五輪開会式は事前収録だった 大雨の影響、振り付け担当明かす


開会式でパフォーマンスを披露するレディー・ガガ(ロイター)

26日に開幕したパリオリンピック(五輪)の開会式で披露された米歌手レディー・ガガ(38)のパフォーマンスが、事前収録だったことが明らかになった。開会式の振付を担当したモード・ル・プラディック氏が、米バラエティー誌に、当日の大雨の影響で安全上の理由から、ガガのパフォーマンスを式典が始まる数時間前に事前収録しなければならなかったと明かした。

五輪史上初めてスタジアムの外で行われた開会式は、市内中心部を流れるセーヌ川が舞台となった。

開会式でオープニングを華やかに飾ったシャンソン歌手ジジ・ジャンメールの「羽根のトリック(Mon truc en plumes)」を披露したガガのパフォーマンスも、サンルイ島の先端にあるバリエ広場で行われた。

パリを象徴する名所で行われた12組のパフォーマーたちのトップを飾ったガガのパフォーマンスは、わずか4分だったが、「芸術的に最も困難なステージ」だったという。

舞台は階段であることから、「数滴の雨でもパフォーマーにとって危険すぎる」と判断し、天気予報で雨が確実となった時点で中止も検討されたが、ガガ自身が「絶対にやりたい」と強い意志を示したことで、事前収録することが決まったという。天気予報とのにらめっこだったと、当日の舞台裏も明かしている。

「足元は滑りやすく、彼女はハイヒールを履いており、水辺にとても近かった。階段もあった。私たちは非常に慎重にならなければならなかった」と、ライブパフォーマンスを断念した理由をプラディック氏は語っている。

同氏によると、ガガのパフォーマンスは開会式当日の午後遅くに事前収録した映像を使用したが、他のパフォーマンスはすべてライブで行われたという。

ガガの代理人ンからはコメントは出されていないが、同誌によると開会式でパフォーマンスはできなかったものの、ガガはホテルには戻らずに楽屋のスクリーンで自身の出演シーンを見ていたという。

ガガは、ピンクの羽根でできた大きな扇子に隠れて登場し、フランス発祥のキャバレーをイメージしたパフォーマンスとピアノ演奏を披露していた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)

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