上沼恵美子(69)が29日、ABCラジオ「こころ晴天」に生出演。柔道男子66キロ級で日本柔道8人目となる五輪2連覇を達成した阿部一二三(26=パーク24)へ感服の思いを語った。
「柔道よかったですね。阿部さんね。阿部きょうだい」と切り出し、続けて「妹さんはちょっと残念やけどね」。兄の初戦を前に女子52キロ級で2回戦敗退した妹詩(24=パーク24)にも触れ、続けた。
「でも、よかったな。兄ちゃんは、ちゃんと金とったな。きょうだい仲ええね。兄ちゃん、強くて、ちゃんと結果を出すって。大谷さんみたいやね」
米大リーグで活躍する大谷翔平を引き合いに「増えてきたわ。本番に強いって人。私らの時代、本番には弱いって人多かった」と、兄一二三の強靱(きょうじん)な精神力に感心しきりだった。
姉と組んだ「海原千里・万里」として、天才少女漫才師と呼ばれ、少女時代から漫才界で活躍していた上沼。それでも「舞台の上で震えてる自分がいた。せりふがとんだり、まっちろけになるよね、頭の中」。
姉と踏んだ漫才の舞台。自身の経験をもとに振り返り、日本人のメンタルが強化されていると実感した模様だ。
スマートフォンの普及で、カメラで撮影したり、されたりする環境に慣れて成長することで、「注目を集めることになれているのではないか」との意見を聞かされると、上沼は「撮られる、撮る。慣れてるのか。そっか」と納得していた。