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英ウィリアム皇太子、初年度年収は47億円 コンウォール公領からの収入が判明


ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃(2015年9月撮影)

英王室のウィリアム皇太子(42)が父チャールズ国王の即位に伴って相続したコンウォール公領が24日、年次統合報告書を発表し、皇太子の初年度の収入が2360万ポンド(約47億円)であることが明らかになった。

米ピープル誌によると、2022年9月にエリザベス女王が死去したことに伴い、皇太子だったチャールズ国王からコンウォール公領を譲り受けたウィリアム皇太子が、コンウォール公爵として、最初の会計年度となる2023年から24年度の分配可能な剰余金が2360万ポンドに及ぶことが分かったという。

王室の伝統で公務を行う皇太子は王室から収入を得ておらず、王位継承者のための資金を提供するコンウォール公領からの収入で、自身と妻キャサリン皇太子妃並びに3人の子どもたちの公費、慈善費、私費を賄うという。

代々国王の長男が受け継いできたコンウォール公領は、王位継承者とその家族を支えるために1337年にエドワード3世によって設立されたもので、領土はイングランドとウェールズの23州にまたがる13万エーカーに及び、土地、農場や家屋、そのほかの資産は、10億ドル以上の価値があるという。

皇太子はこの収入から家計費を差しいた金額から所得税を納めることになるという。ちなみにチャールズ国王は、皇太子だった2022年から23年度にかけて公領から2400万ポンドを稼いでいた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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