3月に亡くなった人気美容師、坂巻哲也さんが最後にカットを手がけた動画を、坂巻さんの妻真弓さんが18日までに自身のインスタグラムで公開した。
真弓さんは「主人の最後のカット動画」とし、坂巻さんに自身が髪をカットされている動画をアップ。
「まさかカットをするのが最後になるとは思ってなかったと思うんだけど、主人自身が自分でカットの動画をアップしようと撮ってました」と説明。「主人はカットが大好きで、最後までカットしたいと言ってました…。メンテナンスカットを特に大事にしていて、これをやるとやらないとでは手触りも髪質も全然違うとこだわっていて。納得するまでやめられないんですって」と亡き夫をしのんだ。
動画には、真弓さんが体調を心配して「もう止めていいよ」と声をかけるも、笑顔で「止められないんだよ、納得するまで」と答える坂巻さんの姿がある。
「この時、腕が痛いのに頑張ってカットしてくれて、痛みが酷くならないか気が気じゃなかった記憶が…」と回想。「天国でも沢山の方を綺麗にしてるだろうな」と思いをめぐらせ、「主人の地域では今が初盆なので迷わず帰ってきてくれてるかな？？おかえりなさい」とつづった。
坂巻さんは1962年生まれで、1998年にヘアサロンapish1号店を東京・原宿にオープンし、2000年前後に巻き起こった“カリスマ美容師ブーム”をけん引。フジテレビ系で01年10月にスタートした「B.C.ビューティー・コロシアム」（フジテレビ）で、美のプロフェッショナルとして活躍した。
