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柴咲コウ「どう猛。バトル・ロワイアル超えた」黒沢監督絶賛も「昔の自分に『バカッ ! 』と」


映画「蛇の道」完成披露舞台あいさつに登場した柴咲コウ(撮影・野上伸悟)

柴咲コウ(42)が20日、東京・グランドシネマサンシャイン池袋で行われた、フランス、日本共同製作の主演映画「蛇の道」(黒沢清監督、6月14日公開)完成披露舞台あいさつで、黒沢清監督(68)から「どう猛。『バトル・ロワイアル』を超えた」と動きを絶賛された。

「蛇の道」は、15年にカンヌ映画祭ある視点部門監督賞受賞などフランスと縁の深い黒沢監督が、98年に制作した同名オリジナル・ビデオ作品が原作。同監督が再映画化に加え、フランスで再び映画を撮りたいと熱望していることを、KADOKAWAがフランスの製作会社CINEFRANCEに伝え、フランスでのリメークが実現した。

柴咲は劇中で、ダブル主演のフランスの俳優ダミアン・ボナール(45)が演じた、8歳の愛娘を何者かによって殺され、復讐(ふくしゅう)を誓う父アルベール・バシュレと偶然、出会い、協力する心療内科医の新島小夜子を演じた。撮影の半年ほど前からフランス語のレッスンを日本で受けた。23年4~5月までパリと近郊で行った撮影期間もホテルに宿泊せず、クランクイン1カ月前からキッチン付きのアパートを要望し、生活して役作りした。

柴咲は、黒沢監督から「動きが、すごい。どう猛というか…柴咲コウってこんなに動けるの? と。『バトル・ロワイヤル』を超えた。肉体のものすごさは必見に値する」と絶賛されると恐縮した。「蛇のような、しなやかな…ササササッ…パクッ、という感じですね」とイタズラっぽく口にした。その上で「どちからというと、自立して自己主張を、はっきりする女性役…ぱっと見からそういうオファーが多い。今回はミステリアスな感じで、たたずまいは凜(りん)としているのかな?」と語った。

小夜子の元に通う患者・吉村役を演じ、黒沢監督とは5度目のタッグとなる西島秀俊(53)からは、フランス語を絶賛された。「最初からフランスのスタッフとフランス語で話されていて『話せるのか』と思ったら、この作品のために勉強したと。本当に努力される方だなと。僕からするとナチュラルに話されていた印象が強い」と大絶賛されると、照れた。「ハードルが上がって、私、話せる人みたいに…1年たって、忘れちゃいましたけど」と笑いつつ「とにかく0。話せないので、半年はレッスンと話していた。クランクイン3カ月前に『このペースで間に合わなくない?』とペースを上げた」と振り返った。その上で「監督もおっしゃったように、フランス映画として取り組む作品なので、聞きにくいね、この日本人のフランス語は、と言われるのは嫌だった。せりふに特化した…ループして取り組んだ」とフランス語習得の裏側を明かした。

舞台あいさつの最後に、リベンジしたいことは? と聞かれると「いつも、昔の自分に対して『バカッ!』と思うことが多い」と答えた。「何で、あんなこと言ったんだとか…私は。そんな人生なんです」と言い、笑った。

舞台あいさつには、小夜子の夫・宗一郎役の青木崇高(44)も登壇した。

◆「蛇の道」8歳の愛娘を何者かによって殺された父、アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)は偶然、出会った精神科医の新島小夜子(柴咲コウ)の協力を得て、犯人を突き止め復讐(ふくしゅう)することを生きがいに「必ずこの手で犯人に報いを」と殺意を燃やす。とある財団の関係者たちを2人で拉致していく中で「誰に、なぜ、娘は殺されたのか」という真相が次第に明らかになっていく。原作となった98年の作品では、幼い娘を殺された父・宮下辰雄を香川照之、宮下に協力する塾講師・新島直巳を哀川翔が演じた。

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