米俳優ロバート・デ・ニーロ(80)が、これまでも度々公の場で批判してきたトランプ前大統領について「話をするのもうんざりだ。本当に、病人だ」と米MSNBCのニュース番組「11th Hour」でメッタ切った。
司会を務めるステファニー・ルール氏から「たくさんの悪役を演じてきたが、トランプ氏を演じる可能性は?」と問われると「絶対にない」と即答。「トランプ氏は大統領として良いことができたはずだが、全てが間違いだった」と批判し「良い点は1つもない」とし、11月の大統領選でトランプ氏が再選することは「とても危険」だと警告した。
さらにナチス・ドイツの独裁者アドルフ・ヒトラーの名前をあげ「彼らはピエロのように見え、ピエロのようにふるまう」とコメント。トランプ氏を「モンスター」と呼び、「考えられる最も恐ろしいことをしたいようだ。何か分からないが、とてつもなく怖いこと」と話し、大統領に返り咲けば悪夢になるとの考えを示した。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)