『D.Gray-man』とは?
“機械”、“魂”、“悲劇”を材料に造り出される悪性兵器「AKUMA(アクマ)」。
「AKUMA」の製造者で世界終焉への計画を進める「千年伯爵」と「AKUMA」を破壊できる神の結晶「イノセンス」に選ばれた存在「エクソシスト」たちと主人公・アレン・ウォーカーもその1人だった。
アレンは「AKUMA」に縛られた魂を救うべく、仲間と共に長く険しい戦いに身を投じていきます。
2006年10月にアニメ第1期が放送され、 2016年7月にアニメ第2期がテレビ東京系列にて放送されました。
『D.Gray-man HALLOW』あらすじ
時は仮想19世紀末。
悲劇を嘆く弱い心によって呼び出された魂を、魔導式ボディに閉じ込めることで作られるAKUMAは、殺戮を繰り返すだけの殺人兵器となり、
さらなる恐怖と悲劇を生み続けることで進化していく。AKUMAを製造するのは、世界の終焉を目論む千年伯爵率いる「ノアの一族」。
そのAKUMAを破壊できる唯一の存在が「黒の教団」率いるエクソシストたち。
はるか昔から続く両者の戦いは、何者かに筋書きされた「裏」の真実があった…。(引用:『D.Gray-man HALLOW』公式サイト)
『D.Gray-man』ラビのプロフィール
声優:鈴村健一さん(第1期)/花江夏樹さん(第2期:HALLOW)
裏歴史を記録するブックマンの後継者として教団へは記録のためにエクソシストとして入団。
明るい性格で強い信頼を得ているが、その明るさは周りに溶け込むための手段と思えるような意味深な表情を見せることも。
たとえ相手が敵でもキレイな女性には惚れっぽい。
(引用:『D.Gray-man HALLOW』公式サイト)
『D.Gray-man』ラビの魅力
魅力①惚れっぽいけど頼りになる
敵味方関係なく好みの女性を目の前にすると「ストライク!」と目をハートにしてメロメロになってしまいます。
敵でもデレデレしてしまうラビの姿は可愛くもあり、「大丈夫なの!?」とヒヤヒヤさせるほっとけない一面も。
ですが、本気モードになったラビは敵に容赦はしません。
自分がボロボロになろうと苦戦する相手にも立ち向かい、仲間のピンチにも駆けつけます。
時には悲しみのあまり落ち込む仲間に、前に進むため厳しく言うことも。
世界の裏歴史を記録する“ブックマン”という立場でありつつも、「黒の教団」として仲間に声をかけるのはラビの優しい性格でもありますね。
魅力②作者も認める美形
翡翠色のタレ目に、右目の眼帯が特徴のラビ。
赤毛の髪は化学班のジョニーお手製のバンダナで上げていて、ピアスをしマフラーを巻いています。
「色気のある美形で、神田とは逆で、着飾ることで本心を隠すタイプ」と星野桂先生公認の美形。
バンダナで上げている髪を下ろすと、眼帯を付けている方の目が隠れるくらい長いです。
普段髪を上げている分、髪を下ろした姿はかっこよさが増してドキドキしてしまいますね!
魅力③自身の立場に葛藤し悩む優しさ
ラビは「黒の教団」の一員でもありますが、世界の裏歴史を記録する役目を負う一族“ブックマン”でもあります。
“ブックマン”は中立の立場に立ち、正確な記録を取るため敵味方関係なく渡り歩いていました。
渡り歩くたびに名前も変え、「黒の教団」での名前が“ラビ”というだけであって、本名は捨ててしまっています。
ラビの師匠・ブックマン曰く「たまたま黒の教団側にいるだけ」で、過去には「ノアの一族」側にいたこともありました。
ですが、ラビの元の性格があるからか中立の立場をとれず“エクソシスト”と“千年伯爵”の戦争に、「記録者」と「傍観者」としていることに割り切れず悩む姿も。
“ブックマン”の次期後継者でありながらも、今の仲間を大切に思って勇気づけたり気遣ったりしてしまうのは、ラビの魅力でもありますね。
魅力④さまざまな能力・大きさも変えられる対アクマ武器「槌」
ラビの対アクマ武器は装備型となっていて、槌の形をしています。
愛称は“大槌小槌”で、火・雷・自然を操る属性の“判”があり、叩かないと発動しない仕組み。
・劫火灰燼 火判(ごうかかいじん ひばん)
・雷霆回天 天判(らいていかいてん てんばん)
・天地盤回 木判(てんちばんかい もくばん)
・「火判」と「天判」の合せ技「コンボ判 剛雷天(ごうらいてん)」
・火判の派生技で敵に直接当てる「劫火灰燼 直火判(じかひばん)」
とさまざまな技があります。
他には、槌を巨大化させる「満」や槌の柄の部分を伸ばす「伸」もあり、自由に大きさや長さを変えられる優れもの。
扱いが難しいところもありつつも、さまざまな技が使えるので1度は使ってみたいと思ってしまう武器ですね!
魅力⑤2人の声優によるそれぞれの魅力
鈴村健一さんの演じるラビ
アニメ第1期では、ラビの声を鈴村健一さんが演じました。
鈴村さんの代表作は『うたの☆プリンスさまっ♪』の聖川真斗役や、『鬼滅の刃』の伊黒小芭内役など。
ラビの気の抜けたシーンやふざけた場面では、力の抜けた感じに聞こえ、アレンとのやり取りは兄弟のよう。
かと思えば、緊張したシーンや真面目な場面では声にハリがあり、声のギャップが感じられます。
声だけでもドキドキしてしまう演じ分けは、さすがとしか言いようがありませんね。
花江夏樹さんの演じるラビ
アニメ第2期では、ラビの声を花江夏樹さんが担当しました。
花江さんは『東京喰種トーキョーグール』の金木研役や『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役でも活躍しています。
張り詰めた場面やおちゃらけるシーンの声の演じ分けは、花江さんも「さすが!」という演じ分け。
爽やかさが感じられる花江さんの声は、ラビの新たな魅力の1つになっています。
『D.Gray-man』ラビ好きなシーンランキング
第3位『D.Gray-man』漫画7巻 第58夜「時の破壊者」
スーマンの“咎落ち”に遭遇し、その際に「ノアの一族」ティキ・ミックによりアレンが殺されてしまったと思い、アレンがいないまま先へ進むことになります。
戦いの最中アレンのそばから離れたことを悔やみ、落ち込んでいたリナリー・リーにラビが感情的になりながらも前に進むために声をかけました。
“ブックマン”の立場なら本来、別れてしまったアレンに対し前に進もうとすることや、落ち込むリナリーを立ち上がらせようとすることは、第三者として踏み込みすぎてはいけないところ。
“ブックマン”としてではなく「黒の教団」の仲間として発言するシーンは、ラビの嘘偽りのない本心のようで考えさせられます。
第2位『D.Gray-man』漫画4巻 第33夜「孤城の吸血鬼②」
村人から頼まれて吸血鬼と恐れられているクロウリーの調査に行くことになったアレンとラビ。
そこで出会ったクロウリーの助手エリアーデを見て、ラビは好みの女性に心を奪われバキューンと「ストライク!」するシーンです。
巨大人食い植物に食べられそうになってピンチの中、ラビは目をハートしながらメロメロで、アレンは怒りの拳をお見舞い。
デレデレなラビも可愛いですし、アレンと言い合いをする仲の良さも最高です!
第1位『D.Gray-man』漫画第13巻 第121夜「オレ」
箱舟の中でラビと戦う「ノアの一族」ロード・キャメロットが、ラビの精神を破壊しようと精神世界で心を傷つけ体を操ります。
アレンやリナリーに攻撃をするラビを正気に戻そうとするも、上手くいかずに火判や天判の攻撃を受けてしまいますが、次第に攻撃が当たっていてもダメージを負いません。
不思議に思ったアレンとリナリーは、ラビが正気に戻ったことに気づきロードは驚きます。
精神世界でラビは自分を刺し、自ら正気に戻ってアレンとリナリーを傷つけることを避けました。
さらに自分自身を火判で燃やし、自分に扮していたロードを刺して倒した姿はかっこよく、自分よりも仲間を優先するラビは“ブックマン”ではなく仲間思いの「黒の教団」の一員に思えて、惚れてしまいます。
本日のおさらい
・惚れっぽいけど頼りになる
・作者も認める美形
・自身の立場に葛藤し悩む優しさ
・さまざまな能力・大きさも変えられる対アクマ武器「槌」
・2人の声優によるそれぞれの魅力