「推し活にかけるお金」について調査
コロナ禍もひと段落し、推し活を後押しするイベントも増加。関連するグッズやサービスも次々と販売され、推し活の状況はますます盛り上がっています。
そこで今回の調査は、事前調査として20~50代の男女8000人に「推し活をしていますか?」と質問。現在推し活をしている、または5年以内に推し活をしていると回答した方を対象に本調査を実施しました。
特に「推し活にかけるお金」をキーワードに、金額や使い方について重点的に質問。
さらに、事前調査にて「推しの分野」として挙げられた13の分野別に、お金を使う金額を分析し比較しています。
「推し活にかけるお金」調査の結果発表!
Q1.推し活に使う月の平均金額はいくらですか?
「推し活に使っているお金は、おおよそ月にいくらか?」と質問し、その回答から平均値を算出。
回答者全員の回答から出した平均値と、推しの分野ごとの平均額も出して比較されています。
全体では月平均16,605円となり、分野別では「俳優(舞台)」が1位に。それ以外の分野は10,000円台という結果になりました。
月平均の金額帯とその割合では、全分野で1~5,000円がボリュームゾーンとなっています。
Q2.推し活費は予算内におさめていますか?
推し活の予算に関する回答でもっとも多かったのは「予算の範囲内で楽しんでいる」で、40%でした。
次に多かった回答の「あまりお金を使わずに楽しみたい」(27%)と合わせると、67%の人が堅実なお金の使い方をしているようです。
Q3.推し活費用のために、やりくりの工夫をしていますか?
今回の「推し活にかけるお金」調査では、推し活費用のための工夫についても自由記入で回答してもらっています。
推し活のために貯金や節約をすることのほか、クレジットカードなどでポイントを貯める「ポイ活」で推し活費用を捻出するという回答もありました。
Q4.推し活の中で何にお金を使っていますか? また、その中でもっとも出費を惜しまないものは何ですか?
Q1〜Q3で、推し活をしている人の多くが、意外なほどシビアなお金の使い方をしていることがわかりました。
それでは、推し活にかけるお金の使い道を厳選している中で、何に一番お金を使っているのでしょうか。
推し活で使っているもの上位3つと、中でも特にお金を惜しまないものについて質問。
推し活のお金の使い道として1位になったのはグッズ類でしたが、お金を惜しまないものの1位は「チケット代・イベント費用」でした。
近年、形に残らない「コト消費」が好調だといわれていますが、推し活に使うお金に関してもこの傾向が出たという結果になりましたね。
Q5.「推し疲れ」を感じますか?
また「推し疲れを感じるかどうか」について聞いたところ、「まったく感じない」人が57%と過半数でした。
さらに、「推し疲れを感じている理由」で一番多かったのは「出費」です。
今回の調査では、推し活に使うお金のポリシーについての回答で「長く続けるためにも無理はしない」というコメントが見られたように、推し活をする人たちは推し活を続けたいからこそ堅実であり、お金の使い道を厳選していることがわかりました。
また「R&Cマガジン」の記事では、うれしかったことや推し活をきっかけに活動の場が広がったなど、推し活に関するエピソードも紹介しています。
「推し活にかけるお金」調査まとめ
1000人アンケートの結果、推し活に使うお金の月平均は16,605円でした。
さらに、推しの分野によって、お金を使うシーンや必要となる金額が大きく異なることを想定し、分野ごとの平均金額を分析し比較。
その平均金額を高い順にランキングしたところ、1位は「俳優(舞台)」で31,375円という結果になりました。
2位以下がすべて10,000円台だったこともあり、31,375円というのは突出した金額に。
一方で、月に使うおおよその平均金額は、すべての分野において1~5,000円がボリュームゾーンとなり、分野によっては「0円」という回答も見られています。
推し活へのお金の使い方のポリシーに対する質問では「予算の範囲内で楽しんでいる」と回答した人がもっとも多いという結果になり、趣味の一環として堅実な楽しみ方をしている人が多数派であることがわかりました。
また、推し活をするうえで「もっともお金を惜しまない」消費先は、「チケット代・イベント費用」が1位となり、モノ消費よりもコト消費が活発である状況も伺えますね。