アイドルグループ『Kis-My-Ft2』が29日、東京・渋谷のNHKホールで開かれた『第70回 NHK紅白歌合戦』リハーサルに登場した。
“キスマイ”の愛称でも親しまれる『Kis-My-Ft2(キスマイフットツー)』は、北山宏光(34)、玉森裕太(29)、藤ヶ谷太輔(32)、千賀健永(28)、横尾渉(33)、二階堂高嗣(29)、宮田俊哉(31)の7人組。ローラースケートを武器にライブパフォーマンスを魅せている。
音合わせリハーサルを終えて会見場に姿を見せたキスマイ。会見開始直後、ピカチュウのきぐるみの大群が彼らの後ろを横切る。それを見た藤ヶ谷が「ピカチュウだ!」と、目を輝かせていると、記者から初出場を祝福されると7人で「ありがとうございます!」と、声をそろえ、無数のフラッシュを浴びたことへは、玉森は「めっちゃまぶしかった!」と、苦笑い。
リハーサルしてみて北山は「いろんな人に見られてる感じ。リハーサルのときから拍手を受けたりしたので、まだちょっと実感がなくて。いまになってすごい実感が湧いてきました」というと、宮田は「汗だくです」と、額の汗をぬぐい、隣にいた千賀も「俺と宮(宮田)は汗っかきなんで」と、笑った。
本日の装いは「私服系の衣装です」という北山。丘とのコラボパフォーマンスでは和装での日本舞踊となり、北山は「それも初経験で、うまくいくかどうかわからないですけど、リハーサル前にめちゃくちゃ練習しているです。一応バッチリだと思いますけど」と、ちょっと自信なさげだったが宮田は「日舞の先生は『バッチリ!バッチリ!』と言ってくれたの絵、信じて頑張ります」と、右ほおの横に指でマルを作ってアピールした。
自身らのステージ以外での楽しみへは、横尾は「初めてなんでどう楽しんでいいか……」と言い、宮田も「先ほどトークの打ち合わせをさせていただいたのですが、初めてなので、もう今から何を言えばいいのかわからなくなっちゃって。あとはもう『Hey! Say! JUMP』の薮(宏太)と一緒に2人で打ち合わせして何が盛り上がるか考えたくて」と、紅白の盛り上げへも気持ちを語っていた。
今回の紅白歌合戦ではジャニー喜多川さんの追悼企画もある。ジャニーズ事務所所属のタレントとして、北山は「社長の遺志とかみんなそれぞれ受け継いでいるので、それをステージ上で返していきたいなと思っていて。これから自分たちも後輩たちがたくさん出てきているので教えられるものだったりをどんどん教えていきたいなと思っています」と、気持ちを。
紅白出場へ家族から何か言われたりしなかったかとの質問に、玉森は「『観るよ』って言ってくれました。母親や家族もそうですけど、おじいちゃんおばあちゃんとかも、ずっと紅白を観ているので、今年はちょっと特別な1年になりそうな気がしました」と、喜んでいる様子を伺わせていた。
続けて記者からこれまで数万人規模の会場でコンサートをしてきたがNHKホールという場所は「余裕を持ってやれる?」という質問が飛ぶことに。これに北山が「余裕はないですよ!」と、声を大にして言うとメンバーたちもうなずき、次々に声をあげる。そんななか、二階堂が「国民的番組に出演させて頂くので、やっぱりライブとはまた違った緊張感があります」というと、北山は「年齢層も幅広くて、僕たちはローラースケートをデビューする前から履いてますけど、初見の方もいると思うので、こういうことをできる人たちがいるんだと思ってもらえれば嬉しいなと思っています」と、アピールにつなげた。
会見終盤には、今年1年はどんな感じだったのかとの質問も飛んだ。すると、7人で顔を見合わせ、宮田が口火を切り「グループとしてすごく幸せな1年だったと思います。それぞれ1人1人でもいろいろ仕事をさせて頂きましたし、グループとしても『ザ少年倶楽部』MCをやらせて頂いたり、ラジオ・チャリティ・ミュージックソンもやらせて頂きましたし、紅白歌合戦初出場で締めれるというのは、この1年は幸せだったのではないかと思います」と、しみじみ。
ほか、玉森へ、ジャニーズ事務所の先輩で先日までドラマ『グランメゾン東京』で共演した木村拓哉から、本番ステージへ何か言われたことはとの問いかけに、玉森は「僕は『思いっきり暴れてこい』と言ってくださいました。初で緊張していますけど、『Kis-My-Ft2』らしさも全力で出していければいいなと。ちょうどきのう言って頂いて」と、気合が入ったという。しかし、これを聞いた北山は「『暴れてこい』って……聞いてないんだけど(笑)」と、ツッコミを入れ笑いを誘っていた。
※音合わせリハレポはこちら!
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