『ニッポン放送 オールナイトニッポン50周年 岡村隆史のオールナイトニッポン歌謡祭 in 横浜アリーナ 2017』が29日、神奈川・横浜アリーナで開かれ、『ナインティナイン』岡村隆史をはじめ豪華なゲストに、集まった1万2000人のファン熱狂の一夜となった。
『岡村隆史のオールナイトニッポン』がスタートしてから、毎年開催されている歌謡祭で今年で3回目。番組の長年のヘビーリスナーたちが一堂に会するイベントとしても知られている。
イベント開始直前には注意事項のアナウンスもあり、録画・録音を禁止するというスタンダードなものから、歌謡祭独特のカップルへの注意事項もあったりと、一気に番組の雰囲気に持ち込む。開演時間になると『燃えよドラゴン』の音楽がかかり時報が鳴り響くと、リスナーたちはピンク色のサイリウムを持ち総立ち!そして、映画『プロメテウス』風演出でカプセルの中で眠る岡村に、リスナーたちが大声援を送ると起き上がり、そして1曲目。チョイスしたのは番組でおなじみの反町隆史の楽曲『POISON~言いたいことも言えないこんな世の中は~』を岡村が歌唱し、サビの部分では観客たちも「POISON!」を一緒に絶叫して大盛り上がり!
直後のMCで、岡村は「3年前問は見違えるような光景です!どしゃぶりの雨のなか集まってくれてありがとう!」と、感激といった様子。さらに、不安視されていたスマホスタンドが完売したことにお礼のメッセージを寄せ、もしかしたら何かの“パス”にもなる可能性があるので大事にするよう呼びかけた。
そして、アーティストトップバッターに現れたのは番組では“ちんねん”の愛称で親しまれている知念里奈。黒のコーディネートで登場した知念は『DO-DO FOR ME』をバックダンサーとともにキレキレダンスで披露。直後のMCでも岡村は「仕上げてきたね!」と、感嘆の声を上げると、知念は「岡村さんも来年は次はぜひ」と、バックダンサーとして参加することをオススメし、岡村もこれにはうなずいていた。
続けて登場したのは、お笑いコンビ『ニューヨーク』。岡村が気に入っている(?)というショートコント『ハプニングバー』を披露するのだが、直後に登場した岡村がさっさと裏に追い出し次の出し物……になるかと思いきや再び『ニューヨーク』が登場し、『ハプニングバー』の披露で場内は爆笑に包まれた。
3組目にはお笑いトリオ『ロバート』秋山竜次が登場。ボイトレの先生という形で登場し『TOKAKUKA』をノリノリのパフォーマンスだったが、曲中に岡村を巻き込んで、昨年を超えたいという思いからパスタを食べるという演出が。この演出で食べたパスタにむせるというハプニングもありつつ、場内のテンションも最高潮!『ミュージック・アワー』『WE WILL ROCK YOU』ネタも盛り込み、笑いが絶えないステージングを見せた。
そして、紅いドレス姿の3年連続出演のMay J.が『ミュージック・アワー』、『FACE』を熱唱!May J.も「普段歌う機会のない2曲を歌うことができて嬉しいです」と、楽しんだよう。さらに、新曲『母と娘の10,000日~未来の扉~』を披露することになったが、こちらは八代亜紀とのコラボ楽曲ということで、2番から八代本人が白いドレス姿でサプライズ登場!綺麗なハーモニーを奏で、場内もどよめきが!八代はMay J.を娘のように思っていると伝え、これにはMay J.からも笑みが漏れた。そして八代は独特の節がある『残酷な天使のテーゼ』を熱唱をみせていた。
中盤には番組のスポンサーの高須クリニックの高須克弥院長も『Beautiful Smile』の楽曲に合わせて場内をめぐりながら登場。観客へ豪華ヘリクルーズペアチケットをプレゼントするということでも沸かせつつ、『座頭市』を、“ラップ”のように披露して、笑いを誘うものとなった。
ここで舞台転換の合間を縫って、再び『ニューヨーク』が登場。『ハプニングバー』を披露するのだが、観客たちがノリノリでコールするようになったうえ、アンコールも飛ぶほど大盛況。結局2度のアンコールがあり、やるたびにドッカンドッカンとウケるという現象が起こり、『ニューヨーク』の2人も若干、困惑気味だった。
そしてaikoによるライブコーナーへ。ハガキ職人による岡村のaiko風な読みあっげネタから始まりピンクのTシャツにダメージジーンズで現れたaikoは『あたしの向こう』から歌い出す。続く、『キラキラ』を場内の観客たちとハイタッチしながらめぐるというサービス満点!さらには、岡村とキラーチューンの『ボーイフレンド』を歌いその最後には何も打ち合わせなしで『キャイ~ン』のポーズをするという“神がかった”演出も。
MCでaikoは「念願かなって岡村さんと『ボーイフレンド』を歌えて」と、ニッコリ。場内をめぐったことへaikoは「ヘビーリスナーさんたちなので裸でぶつかって大丈夫だと思って」と信頼していたそうで、「ヘビーリスナーのみなさんと一緒に歌えて嬉しく思います!」と、手を振り「ラジオのイベントで歌えたらと思っていたので」と『ラジオ』を熱唱していた。
※後ほど後編を掲載致します。