元『NMB48』で女優・山田菜々(25)、池田恵理(24)、灯敦生(22)、俳優・太田基裕(30)、染谷俊之(29)、神永圭佑(22)が29日、東京・シネマート新宿で映画『マスタード・チョコレート』(監督:笹木彰人/配給:ユナイテッドエンタテインメント)初日舞台あいさつを笹木監督(50)とともに開いた。
ケータイコミックとして人気を博した冬川智子氏の同名作が原作。他人との関係が苦手で孤独だった女子高生・つぐみりんこ(山田)が美大進学を目指し美術予備校へ通い始めたことがきっかけで、友人ができつぐみの世界がいつの間にか彩りを放つようになっていくというハートフルストーリー。
無事初日を迎えたが山田は「盛大なドッキリじゃなくてよかった」と、胸をなでおろすと、太田が「大阪の舞台あいさつまで分かりませんよ」と、からかうなど和気あいあい。
山田は、撮影ではウィッグをつけていて、キャストの間でもギャップに戸惑いがあったというエピソードを挟みつつ、山田は「人生であそこまで短かったことはなくて。なんだろう、地味なつぐみちゃんがいろいろ知っていくので、髪型でこんなに印象って変わるのかなって」と、実感を語りつつ、「男の人って楽なんだなって」と、ショートヘアへの憧れも。
太田は予備校講師役だったが「舞台だとアクの強いキャラが多くて、ニュートラルな感じの役ってなかなかないので、難しかったですし新鮮でした」と、気持ちが変わるものだったのだとか。さらに、「地味なんでその辺がリンクするのかなって。普段、目が小さくなるようなメガネをかけているので、正直メガネをつけてやりたいくらいな感じで」と、自分ともリンクする部分があったよう。
すると染谷が「こんなイケメン講師がいたらいいな」と、ヨイショしだし太田は「怖いわ、マジ」と、突然の褒め殺しに戸惑いだったが池田まで「良い講師でした」とボケ倒し、全員でズッコケていた。
続けて染谷は、“世捨て人”と呼ばれているキャラクターを演じたことで「僕もBluetoothって何とかあるんです。イヤホンコードがなくても音楽が聴けたりするっていうんですけど」と、どちらかというとアナログ人間だそうなのだが、太田が「僕はBluetooth好きだから!いいやつ教えるね!」と、食いついていた。
そんななか笹木監督は、撮影中の天候のことを話だし、登壇者の誰かに天候を良くしたり悪くしたりする人間がいるのではといい、太田が「俺雨男みたいなところあるんだよな」とつぶやくと、染谷は「俺は晴れ男なんだよ」というと、大谷はこれが信じられなかったようで、お互い応酬が始まる一幕も。
ほかにも、作品名にちなんで、自分だけがする意外な組み合わせをそれぞれに挙げてもらうと、『パクチー×○○』と挙げた太田は「最近、パクチーブームが来ていて、いまパクチーチップスとか、パクチー焼きそばがあったんだけど、葉っぱが食べたいんですよね」と、パクチー好きを熱弁したり、灯がゴーヤチャンプルにイチゴを刻んだものをまぜると「甘酸っぱさとほろ苦さがちょうどいい感じなんです。本当においしいんですよ!」と、ほかのキャストを驚かせていた。
最後に1人ずつあいさつとなったが、池田が「この作品に出演したことで私の人生のキャンパスも色づきました」というコメントを太田が“丸パクリ”して爆笑させたり、山田から「この作品は大切に、大切に撮影させて頂きました。きょうから新しいスタートだと思っていますので、また観に来てください!」と、呼びかけていた。
映画『マスタード・チョコレート』は29日よりシネマート新宿ほか全国順次公開!