元『AKB48』で演歌歌手・岩佐美咲(22)が31日、都内スタジオで4月3日から放送スタートとなる新音楽番組『月~金お昼のソングショー ひるソン!』(テレビ東京系、月曜~金曜・午前11時35分~)の第1回の収録を行った。
番組では毎回、視聴者からのリクエストを1つ取り上げて紹介。オリジナルアニメキャラクターのベテラン司会者・ロマンスグレーひろし(CV:佐藤正治)と、小学生アシスタント・カナデちゃんが、リクエストのあった歌手と対話形式でやり取りし、スタジオでの歌唱シーンを届けるというコンセプト。5分番組ながら歌手の普段とは違う一面などがたっぷり楽しめる。岩佐はカナデちゃんに声を当てることとなり、アニメーション声優初挑戦となる。
収録のテストでは、セリフに詰まるところもありつつ、初々しさとともに探り探りといった感じだった岩佐。関係者からも「高めの声で」などのディレクションなどもあったが、本番に入るとテンションもオーダー通りに合わせよどみなく読み切るなど、さっそくなじんでいたようだった。
今回の岩佐の起用に、番組の星俊一プロデューサーは、「岩佐さんは元『AKB48』であり演歌歌手であり、いろんなジャンルをまたぐような象徴的な子なので、カナデちゃんをお願いしました」と、狙いを。さらにアフレコしてみた感想へ、星プロデューサーは「思った以上にお上手だなって思いました。テンポよくつなげていけるなと思っています」と、手応えも感じたようだった。
その声を受けて、岩佐は「(アフレコは)大丈夫かなという気持ちでした、難しいなと思ったんですけど、『思ったよりお上手』というお言葉を頂いていまは安心してます」と、笑みも漏れる。
本作の話が来たときは「アニメが大好きで、声優さんという職業も尊敬しているんです。話が来た時にすごく嬉しかったです」という岩佐。
番組では演歌・歌謡曲を中心にJ-POPまで、代表曲や新曲のみならず、カバー曲のリクエストにも応えるということで「演歌歌手デビューしたときはアイドルとかJ-POPが好きな人に演歌を聞いてもらえるきっかけになればちょっとでも嬉しいなと思ったし、逆も嬉しいなと思いました。元『AKB48』の岩佐が何かやってるぞというので番組を観て、また聴いてみようかなと思ってもらえたら嬉しいです」。
さらに、岩佐に、「もしリクエストできるとしたら?」と質問がされると、「演歌歌手のなかでも尊敬しているのが事務所の先輩のみなさんなんです。ですから、山川豊さんに……何歌ってもらいましょう(苦笑)。なんでもうまく歌ってくれそうなんですよね。アップテンポな歌謡曲を歌ってほしいですね」と、ラブコールを。
もし、岩佐の曲がリクエストされることがあった場合はどうする?という質問も飛んだが、「私のカナデちゃんの声で私自身がしゃべるということになるじゃないですか。それは恥ずかしいなって(苦笑)。独り言みたいになりそうだし、『どうですかこの曲?リクエスト来てますけど』って言って『そうですね。すごい嬉しいです!』って」と、独りで想像の会話をして報道陣を和ませつつ「ですけど、歌う側で出演したい気持ちもあります!」と、色気も見せていた。
カナデちゃんについては、「カナデちゃんは小学生という役で、年が違っていて大丈夫かなと思っていたんです。そういった面では自然に小学生ってどうかと思ったんですけど、私もお尻とかで喜んじゃうんで」と、シンパシーを感じているよう。そこで普段の自分とカナデちゃんのテンションは似ているか尋ねると、「あんなにテンションは高くないかもしれないですけど」と、だいぶ岩佐に似たキャラクターに仕上がっているようだった。
「1番こうなったらいいなと思っているのは、お昼休憩の時間にこの番組を観るのが日課になってほしい。お昼休憩のおともに午前仕事を頑張って、番組を観て、午後から頑張ろうって思ってもらえるようなそんな番組になれば」と、番組への抱負を語りつつ、「声優に初挑戦となりますけど、番組と一緒に成長していければと思います。いろんな方のいろんな曲を観ることができるのは私自身楽しみです。月曜日から金曜日までやっている番組なので毎日、日課としてお昼休憩を私と過ごしてくれたら嬉しいです」と、呼びかけていた。