フリーアナウンサー“カトパン”加藤綾子(31)が1日、東京都世田谷区の玉川消防署の一日署長に就任。3月1日から3月7日まで実施する「春の火災予防運動」の一環として、東京・世田谷区内の大型商業施設「二子玉川ライズ」の中央広場で行われた消防演習を視察。「放水やめ!」と号令をかけたり、放水体験をしたり、救助・消化活動などを見守った。
演習は、東京地方に大規模な地震が発生。その影響により二子玉川ライズ中央広場のスケートリンクに乗用車が衝突炎上。その衝撃により、同施設内にいた大勢のお客さんや従業員が負傷したという想定で行われた。消防隊員ら約90人が参加した演習は、衝突炎上した車の消火活動と負傷者の救出。ヘリコプター2機も出動し、エアハイパーレスキューによる施設屋上に取り残された人の救助。特別救助隊員が陸屋根部分の逃げ遅れた人を背負い、座席懸垂降下で救出。一日消防署長の式の元、一斉放水を行った。
また、訓練後には、「一日消防署長を務めさせていただきました加藤綾子です。消防官の制服に身を包み、たいへん引き締まる一日となりました。皆さんの訓練を見て、たいへん感動しました。まだまだ寒い日が続いております。暖房器具など、火の取り扱いには十分に気を付けていきたいと思います。私自身も本日、一日消防署長を務めた経験を生かして、地域の防火・防災について考えていきたいと思います。本日は大変ありがとうございました」と、訓練に参加した消防団員を前に感謝の言葉と防火・防災につとめていく覚悟を語った。
イベント終了後の会見で、「実際にこういう訓練をされているというのを間近で見たことなかったので、とても感動しました。ヘリコプターから人が降りてくるのを下から見ることも、今まではニュース映像では、いつもヘリコプターの高さからだったので、迫力がありました」と、演習を見学した感想を。
防災意識については、「家を出る前には、しっかり火の元の確認をするということはしています。防災という意味で言うと、防災リュックを常に準備しています」と、常日頃からの備えはしているという。
最後に、「寒い日が続いているので、暖房器具を使う機会が多いと思うので、みんなで気を付けていきたいなぁと思います」と、呼びかけた。
■2017(平成29)年春の火災予防運動
都民の火災予防意識の高揚を図り、火災の発生、火災による死傷者の発生および財産の損失を防ぐことを目的として、3月1日から3月7日まで実施する