フィギュアスケーターで振付師の村主章枝氏(36)が13日、東京・音羽の講談社内で初写真集『月光』(講談社)出版記念会見を開いた。
胸元がバックリと開きセクシーさを感じさせる白のドレス姿で報道陣の前に現れ数多くのフラッシュを浴びた村主氏。
作品のタイトルとなる『月光』は2001年9月11日に起こった米国同時多発テロがきっかけだったそうで、「おこがましいかもしれないですけど、月が暗闇を照らすように、迷ったりとか、苦しんでいる人たちの光になればいいなと思って2002年のソルトレイク五輪のときに『月光』を踊りました。私の中で『月光』は好きな作品になって、私の引退のときにも『月光』のプログラムで現役生活に終止符を打ちました。それを写真という形で作品にしたいなという思いがあって、今回のテーマを月光にしました」と、思いを。
撮影は昨年の11月に三宅島にした理由へ「『月の道』が見えるし、1番月が綺麗に見えるところでというので三宅島にしました」と、理由を説明。68年ぶりとなるスーパームーンの月明かりの下で何度も現役時代に踊った『月光』の4分間のプログラムを踊り撮影したそうで、「静止画ですけど動きを感じて頂ければと思っていて、頭の先から指先まで神経を研ぎすませて、写真を撮ったので、細かいところも感じてもらえればと思っています」と、見どころを語った。
本作のために体を絞るトレーニングもしていたそうで、「トレーニングは選手のときと同じくらいしました。現役のときは力がいるので腕とかたくましい感じになるんです。そこで多少女性らしさは欲しかったので、体の作り方は少し写真集用に作りました。撮影は2日だったんですけど」と、笑いながら振り返る村主氏。
本作といえば『初フルヌード写真集』と銘打たれ、広く話題を集めているが、「本当にこの企画で、脱ぐという企画ではなかったんです。最初から脱いだ写真を撮るという企画ではなかったんです。いろんなものをチャレンジしてみようという中で、その中に脱いでいる写真があったということなんです」と、始まりはヌードではなかったのだとか。そこで記者から「押しに負けて脱いだ?」という声も飛んだが、「それはどうですかねぇ。(撮影した写真家の)アンディが『俺のせいかよ!』ってなっちゃうので(笑)」と、そこは自主的ということを訴えていた。
写真集では、「実は女性目線で美しいと思ってもらえるような写真を選んでいます。特に同じ世代の方とか」と、チョイスにはこだわりがあるようだが、自身のヌードを見て「意外と照れ屋なんでしっかり見れないんです(苦笑)。意外と何かを演じるとか、決まっていれば出さずにできるんですけど、普段は比較的照れ屋で」と、はにかむ。100点満点の自己採点では、「チームワークだったので、本当200点かな……でも、100点超えです!」と、満点以上の出来だったそうだ。
また、あす14日はバレンタインだが、本命のお相手はいないのかという質問もあがり、「いまのところはないですけど、いろんな番組で、18年間彼氏がいなくてと言ってて。今年こそはそういうのを真剣に頑張りたいです!アスリートなので、2020年を意識してしまうんです。4年しかない、あと1クールしかない!と思って」と、焦りもあるよう。とはいえ、「本当にガサツで男っぽくて、家族も写真集のお話を頂いた時に『あなたでいいの?』って言われるくらいだったので」と、若干男勝りという自身の性格を気にしているようだった。
「今回このような縁を頂いて、みなさんに本当に感謝しています。これからはまた、たくさんチャレンジをしていって、何かみなさんが喜んでもらえるような作品になればいいなと思っています」と、PRしていた写真集『月光』は3500円(税別)で好評発売中!