2017年1月より放送がスタートするTVアニメ『ACCA13区監察課』の最速先行上映会が21日、東京・新宿ピカデリーで開かれ、上映後のトークショーにジーン・オータス役の下野紘、ニーノ役の津田健次郎が登壇した。
『さらい屋 五葉』や『リストランテ・パラディーゾ』などの作品で知られる漫画家オノ・ナツメ氏が月刊『ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載していた同名作をアニメ化。13の自治区に分かれた王国にある、巨大統一組織“ACCA(アッカ)”で監察課副課長を務めるジーン・オータスが、平和な日常からゆっくりと世界の陰謀に巻き込まれていく姿が描かれる。
イベントでは1、2話と上映。派手なアクションこそないが、テンポよく進んでいくサスペンスに、観客たちもかたずを飲んで見守るものに。そんなときおり緊張がある展開だったこともあってか、トークショーに現れた下野と津田は声を張ったあいさつなどで観客のテンションを盛り上げながらスタート。
観客たちとほぼ同じタイミングで1、2話を観たという下野は、「自分がイメージしていたものよりも、いろいろ広がりがありまして、おもしろく感じました」というと、津田も「意外な部分もあったもんね」と、相づち。
その意外だったという部分について下野は、「陰影がはっきりしている部分があって、自分が思い描いていたより明るい作品だったんだって感じました。」と、演出の妙を口にしていた。
本作のキャスティングはオーディションで決まったそうだが、ジーンという役ヘ下野は、「感情の出ないキャラクターなので収録していて、主人公だから責任も大きいなと思っていたんです。けれど、いろんなキャストの人たちに助けられています。だから、やってて楽しいキャラクターだなと思いますね」といい、津田もジーンへ「僕も普段やることのないキャラクターで本当に楽しいですね。不思議な空気感を漂わせているし、原作を読んで、繊細なバランスでできていると感じたので、繊細に頑張るぞと思いまして(笑)」と、“繊細”という言葉を連呼する茶目っけを見せた。
さらに、アフレコで下野は、「ほかの作品以上に、ほかのキャラクターの会話を聞かないといけないし、微妙な表情の変化も見逃せない。周りの方の演じ方にもすごく影響を受けて、たとえば津田さんなら、どう来るだろうなというのを感じながらやっています」と、呼吸が大事になってくるようだった。
ほかにも、アフレコで下野が周囲のキャストから可愛がられる感じでイジられているという話題などで盛り上がりつつ、告知コーナーで本作のBlu-ray BOX&DVD BOX[特装限定版]第1巻の発売が2017年4月21日だと発表。すると、下野が「その日は僕の誕生日なんですよ!」と、叫んで観客を笑わせることも。そこで、パッケージ版の特典で気になるものはないかという質問も飛んだが津田はオノ・ナツメ氏描き下ろしコミックの『パインと長官』が気になると話したり、下野はスペシャルCDオーディオドラマ『ジーンの夏休み』へ、「本編がシリアスなぶん、スタッフさんは何か爆発させたいのかな?と、いうようなCDになっています(笑)。ちょっとビックリしますよ!」と、笑みを見せていた。
最後に津田から「スタッフの意気込みをめちゃくちゃ感じています!キャストも楽しみながら、すごく繊細に、かつ大胆に演技しておりますので、来年年明けすぐ、ACCAの世界を楽しんでもらえたら!」と、呼びかけると下野は「一見難しそうな話に見えるかもしれませんけど、見やすい作品です。面白さが詰まっています!」と、アピールしていた。
TVアニメ『ACCA13区監察課』はTOKYO MXにて2017年1月10日より毎週火曜午後11時から、サンテレビにて2017年1月10日より毎週火曜深夜0時から、KBS京都にて2017年1月10日より毎週火曜深夜0時30分から、テレビせとうちにて2017年1月10日より毎週火曜深夜2時10分から、BS11にて2017年1月11日より毎週水曜深夜0時30分から放送!