俳優・渡辺謙(57)、吉川晃司(51)、菅田将暉、お笑いコンビ『トレンディエンジェル』の斎藤司(37)とたかし(30)、リオ五輪・柔道90キロ級金メダリスト・ベイカー茉秋選手、リオ五輪・陸上男子400メートルリレー銀メダリストの飯塚翔太選手(25)と桐生祥秀選手(20)とケンブリッジ飛鳥選手(23)と山縣亮太選手(24)が21日、東京アメリカンクラブで『GQ MEN OF THE YEAR 2016』受賞記者会見に登壇した。
雑誌『GQ JAPAN』(コンデナスト・ジャパン)が今年最も輝いた男性を表彰する『GQ MEN OF THE YEAR』。2006年から開催されており、かつて安倍晋三首相や『嵐』大野智、『ピース』又吉直樹らが受賞した歴史のあるものとなっている。
全員フォーマルな装いで登壇。トップで登場した菅田は、なぜ本賞を受賞できたのか半信半疑だったそうだが「スチール撮影のときに編集長に聞いたら、みなさんが笑顔で僕の出た作品だったり、残した何かを格好良かったとか話してくれた姿を見たという話で、これまで満たされなかった、心の中が何か満たされた気分になりました」と、受賞への心情を口にすることに。
渡辺は、「ミュージカルも去年の再演だったり頑張った仕事で、収穫した実を褒めていただいたような気がします。ちょっとちゃんとしないといけないな、お前の生き方はそれでいいのかというので、その延長線上でこの賞を頂けた気がします」と、身の引き締まるような思いになっているようだった。
吉川は「喜んでくれるファンのみんなに伝えられたら。俺も男磨いていかなきゃと思いました」とコメントをしていたが、実は山縣選手とは同じ中学高校の出身だそうで山縣選手から「一緒の壇上に立てて」と感激のコメントに笑みも。さらに、吉川は「水球の候補選手の端っこで頑張っていたもんですから、水球がリオ五輪で32年ぶりに復活して、大きな喜びでした。あとは広島カープの優勝があれば32年ぶりだった。カープの帽子をかぶって学校に通っていたのでうれしいですね」と、いろいろこみ上げてくる思いも。
トークでは、菅田が「カメラのフラッシュとか明かりに慣れていないんです。目がしばしばしちゃって、笑顔でまっすぐ前を見ようと思った時には、口がひん曲がってしまう男になっているのはありました」と、告白していたが、渡辺からは「(フラッシュの方向に)正対しないで上を見るのが楽かな」と、アドバイスがあったりと登壇者同士のクロストークが。
さらに、菅田は吉川へ、「僕、吉川晃司さんがデビュー作で一緒だったんです。その吉川さんが見ていてくれるので、お父さんが見ている運動会のような気分でした。緊張もほぐれました」と、お礼する一幕もあり、吉川も「当時16歳だったからね」と、目を細めていた。
ほかにも、登壇者たちにとって男とは?ということを色紙にしたためて発表することもあったが、菅田は、『面』としたため「渡辺謙さんの顔を見てて面と書きました」と、その姿に惚れ込んだ様子を見せていたり『風』と書いた渡辺は、「どうしても僕らは実体があってないような仕事をしているので、突風もあれば巻き起こすような風もあればと風を起こしたり、そういうことができたらいいなって思って。それができたら風は去っていくということができたらいいなって」。
吉川は「醸し」としたため、今後へ向けた言葉で、「私も最近お前は歌手なのか役者なかと言われるんです。でも、刺激的なものがあればやってみればいいかなって。恥をかける歳ではないかもしれませんが、保険に着ぶくれるよりは、恥をかいたほうがいいんじゃないかなと思っています。それと、職業は吉川晃司でいいと思っています」と、今後のことも語っていた。
また、先日発表された今年の流行語大賞に『斎藤さんだぞ』がノミネートされたことへ質問が飛んだが、「まさか『斎藤さんだぞ』というのがノミネートされて、ついにここまで来たのかというので、CMでも使って頂いたし、どうやっていまは大賞を取るかを考えています。ですから『君の名は。』といわれたら斎藤さんだぞということにします」と、意欲マンマンといった感じだった。