人生100年時代とも言われる昨今ですが、健康に生きてこそ長い人生を楽しめるというもの。日々の健康管理は怠らないようにしたいものです。
我々の健康を支えるものの中で特に身近なものと言えるのがトクホ(特定保健用食品)ですが、この度、かどや製油株式会社は、ごま油業界初の特定保健用食品となる「健やかごま油」を、2021 年 2 月 15 日(月)より全国で発売することとなりました。
健やかごま油
この度発売となった「健やかごま油」には、以下の3つの特徴があります。
特徴① ごま油業界初。ごま油 100%の特定保健用食品
ごまに含まれる天然成分セサミン・セサモリンを関与成分とした初の特定保健用食品。ごま油 100%なので、自然な風味で美味しさを損なうことなく商品化。
特徴② 毎日大さじ 1 杯(14g)の習慣で、血清 LDL コレステロールを減らすのを助ける
ごまの特徴的な成分リグナン類のセサミン・セサモリンの働きにより、「血清 LDL コレステロールを減らすのを助ける」効果が。
特徴③ 関与成分「セサミン」「セサモリン」の含有量を規格化・保証
「健やかごま油」はトクホ製品として、原料段階から各製造工程で厳しく管理、しっかりとコントロールすることで、関与成分含有量を規格化することに成功。
〈 摂取をする上での注意事項 〉
多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。ごまの摂取による過敏症の報告があります。特に喘息の既往歴のある方は医師にご相談ください。抗凝固薬等を服用している方は医師等にご相談ください。
高温での長時間調理により、関与成分量が低下するおそれがありますので揚げ油には利用しないでください。関与成分を効率良く摂取するために、加熱調理の時間は短めにすることをおすすめします。
血清LDLコレステロールとは?
「健やかごま油」は、従来のごま油の味わいを損ねることなく、血清 LDL コレステロールを減らすのを助けてくれる商品ということが分かりました。では、血清 LDL コレステロールとはどういったものなのでしょうか。
血清 LDL コレステロールとは、悪玉コレステロールと呼ばれるもの。血液中のLDLコレステロールが増えすぎると、血管壁の内膜に入り込み、やがてプラーク(粥腫)をつくり脂質代謝異常症となってしまいます。そのプラークにより血管が狭くなり、さらに血栓ができると血管が詰まりやすくなってしまい、動脈硬化を引き起こします。
コロナ禍の生活習慣病対策とごま油
2020年10月5日時点の新型コロナウイルス感染症退院患者の積極的疫学調査によると、患者396例中、基礎疾患を有した症例が142例あり、そのうち脂質代謝異常症が38例と3番目の多さとなり、コロナ重症因子の1つである可能性が示唆されました。
今回は公衆衛生の専門医である伊藤明子先生に、コロナ禍の生活習慣病対策とごま油について教えていただきました。
伊藤明子先生「ごま油は、数々の研究で効能が示されている油です。コレステロール関連の研究が進んでいるほか、酸化ストレスを抑える作用があることも示されていて、抗酸化力がある油だと言えます。
酸化は避けられないことではありますが、食べ方や睡眠、生活スタイルを整えることによって若干は遅らせることができます。その一つが、抗酸化のある食品をしっかり摂ることなのです。
また、LDLコレステロールは悪玉コレステロールと呼ばれていますが、なぜ悪玉なのかと言えば、活性酸素によって瞬く間に酸化し、“過酸化脂質”と呼ばれる有害な物質になるから。LDLコレステロールが高い状態が続けば、血栓ができ、それが心臓に移動すれば心筋梗塞、脳に移動すれば脳梗塞になる可能性もあります。だからLDLコレステロールを減らす必要があるわけです。
LDLコレステロールの高い患者さんに対して私が指導しているのは、動物性の脂肪で、常温で固体のものは極力摂らないようにするということです。ただし、魚の油はいいと伝えています。もちろんごま油もおすすめです。」
ごま油業界初の特定保健用食品「健やかごま油」。料理などに取り入れて毎日大さじ 1 杯を上手に採っていきたいですね。「健やかごま油」は2021 年 2 月 15 日(月)から全国で発売中です。
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Fujisan.co.jpより