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「70歳を過ぎても現役でいたい」はら耳鼻咽喉科院長・原誠氏が考える地域医療に対する想いとは



昨今では人々の寿命も長くなり、定年後の長い人生をどう生きていくかが社会全体の課題ともなっています。会社勤めをやめてしまった途端に居場所がなくなり、日々無気力に過ごしてしまうという人もいるようですが、中には生涯第一線で活躍し続ける人もいます。


今回紹介する「はら耳鼻咽喉科」の院長・原誠さんは、現在67歳ながら医療の現場の最前線で活躍。「70歳を過ぎても現役でいたい」と語ります。


「はら耳鼻咽喉科」院長・原誠さん」


原誠さんは1952年生まれ、東京都出身。東京大学医学部卒業。東大病院耳鼻科医局長、東京大学保健センター講師を経てハーバード大学に留学。その後JR東京総合病院耳鼻咽喉科部長を務め、定年後は地元葛西にて開業し「はら耳鼻咽喉科」の院長を務めています。


「はら耳鼻咽喉科」は東京都江戸川区東葛西にある医院。「地元の人から選ばれるかかりつけ医」を目指し、夜間や土日診療も行っています。


はら耳鼻咽喉科HP (http://hara-jibika.com/)


医師を志したきっかけ



当時、原さんは学校の先生になることを目指し東京大学理学部数学科に進学。しかし、周りは天才だらけで自分はここでは輝けないと考えるように。そんな時、親戚の入院先の病院を訪れ、「自分にはコツコツと努力を積み重ねていく医学の方が向いているかもしれない」と、医者を目指して医学部に入り直しました。


患者と共に馬券売り場へ


原さんが真剣に患者へ向き合う事を示すエピソードとして、共に馬券売り場へ並んだというものがあります。原さんが勤務医の頃出会った終末期の患者の方に「死ぬ前にどうしても競馬をやりたい」という人がいたそう。病院側は何かあったらまずいと止めましたが、原さんは「患者様の一生で最後のお願いをどうしてもかなえてあげたかった」と患者を背負って馬券売り場に並びに行ったそうです。


地域に貢献する医療を



原さんは定年後、生まれ育った江戸川区にて開業。理由として「生まれ育った地元に貢献して恩返しがしたかった」と語ります。


医院は「地元の人から選ばれるかかりつけ医」を目指し、夜の21時半まで営業。「勤務医の頃から、週末や夜間に診てくれる病院がなくて途方に暮れる患者様の姿を何度も見てきたので、できる限り対応したいんです。」と語る通り、夜に魚の骨が喉に刺さり駆け込んできた患者の方もいたそう。「こんな時間まで開いていて助かった」と感謝の言葉を貰ったそうです。


原さんは「患者様を治して悩みを取り払い、幸せにしてあげること。これが私の生きがいです。70歳を過ぎても現役でいたいですね。」と、これからもまだまだ地域のために自らの医師の腕を活かしていきたいと語りました。


人生100年時代。定年を迎えた方々にもまだまだ自分の輝ける場所を見つけて、活躍していってもらいたいと思います。





健康

Fujisan.co.jpより

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