気温も下がり始め、スポーツの秋とも言われる体を動かしやすい季節がやってまいりました。近年では健康のために移動に自転車を使う人も多くなっています。しかし、そんな人に気を付けてもらいたいのが自転車事故。ちょっとした気のゆるみから加害者や被害者になってしまう可能性があります。
そんな中、au損害保険株式会社は自転車ユーザーと歩行者の安全を促す活動「おもいやりライト for CYCLE」を10月10 日(木)よりスタート。事故が多くなると言われる夕方の16時から18時の間に、自転車のライトの早期点灯を促すための活動などを行い自転車事故の削減を目指します。
「おもいやりライト for CYCLE」の3つの取り組み
① 自転車に乗るときは早めにライトON︕
そろそろ夕方だなと思ったら早めにライトを点灯。 クルマや歩行者から気付かれやすくなればもっと安心して自転車に乗れるようになります。
② 会社やグループではじめたいときはポスターやパネルを活用
「おもいやりライト for CYCLE」のサイトでは、無料でダウンロードできるポスターのデータを用意。(https://www.au-sonpo.co.jp/pc/omoiyari-light_cycle)
③ 街中で呼びかけたいときは呼びかけアクションに参加︕
この運動をもっと広めていくため、街中でライト点灯の呼びかけを行っていきます。
自転車運転に関する意識実態調査
au損保では、近年の自転車事故による高額賠償ケースの増加や、自転車保険義務化の流れを受けて「自転車運転に関する意識実態調査」を実施。月に1度以上自転車を運転する方1,000名を対象に調査を行い、様々な事実が明らかとなりました。
Q1では、60.9%もの人が「ある」と答え、自転車事故“未遂”の経験者は6割以上いることがわかりました。
また、Q2で自転車事故“未遂”の経験者(自身で運転中・歩行時に含む)に事故に遭いそうになった時間帯を聞くと、「夕方」が44.4%、次いで「朝」(33.7%)、「夜」(26.4%)という結果に。
さらにQ3で事故、または未遂の状況について聞くと、相手の飛び出しが原因となっていることが多い事がわかりました。
続いてQ4で自転車事故に遭ってしまったときの対処法を知っているかと聞くと、70.9%もの人が「知らない」と回答。6 割以上の人が事故“未遂”を 経験しているにも関わらず、対処法については知らない人が多いようです。
自転車保険を知っているか、という問いには8割以上が「知っている」と回答。
しかし、実際に加入している人(他の保険でカバーしている人含む)は全世代を合わせると全体の56.5%という結果に。
また、自転車保険に加入している人に加入したきっかけを聞くと、「自分(もしくは家族)が加害者になった時に備えて」が76.3%となりました。保険への加入は加害者になってしまった時への備えと考えている人が多いようです。
以上の調査の結果から、自転車事故未遂の経験者は6割以上にのぼるにもかかわらず、7割以上が事故発生時の対処法は知らない。また、事故未遂の時間帯は夕方が多いという事が分かりました。さらに、自転車保険を知っている人は8割以上いても、実際に加入している人は5割程度にとどまっているという事も明らかとなりました。
今後、自転車事故に会わないようにするためにも、あたりが暗くなってきたなと思ったらすぐにライトをつけるようにしましょう。
- 新・自転車“道交法”BOOK 2017年05月31日発売号
Fujisan.co.jpより