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この秋、あなたも「美しい体」づくりを!スーパー大麦で「除脂肪ダイエット」


先日の記事も書きましたが、間もなくラグビー・ワールドカップですよ~!といっても今日のテーマはラグビーではありません!ラグビーというとスポーツ、スポーツといえば、この時期は秋でありますから「スポーツの秋」であります。またこういうお話が出ると、合わせて出てくるのが「食欲の秋」。いろんなものがおいしく食べられる季節ですもんね。ということで、今回のテーマは「食」。そしてこれとスポーツの関係などを合わせて「ダイエット」や健康についてご紹介したいと思います。

19日、横浜にある日本体育大学の健志台キャンパスにて「日本体育大学新設カフェ スーパー大麦メニュー試食会」が行われました。スーパー大麦といえば、近年「ダイエットの最強食材」などという触れ込みもされ大いに注目されている食材でありますが、その秘密は腸によい成分が豊富で、腸内環境を改善する効果があるといわれています。

その効果はどれほどのものなのか?またこれによるダイエットとは?この日はそんなテーマについてさまざまな発表が行われました。

■トップアスリートの体づくりから得たヒント

一つ目のテーマは「“除脂肪で健康美 大腸が喜ぶ理想の体づくり食事術」というもの。このテーマについてお話をされたのは、日本体育大学の岡田隆准教授。明石家さんまさんの出られているバラエティ番組「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)に骨格筋評論家の“バズーカ岡田”というニックネームで(笑)登場されているのを見られた方もおられるでしょう。

しかしこの方、柔道全日本男子ナショナルチームの体力強化部門長、日本オリンピック委員会の化学サポート部門員、日本ボディビル&フィットネス連盟の選手強化委員などさまざまな肩書きを持たれている方で、体をつくるということを自分で見せていくためにボディビルを自ら始められたといいます。

「理想の体づくり」と聞くと、やっぱり筋力トレーニングなどの後に「ダイエット」といったところに落ち着くことを考えてしまいがちでありますが、岡田先生は“数字に惑わされないもの”というポイントをあげられています。その要因としてあげられるものが、岡田先生が従事されている柔道の体力的強化の部分。世界に戦いを挑むにあたり岡田先生が大きく注目されてたのが、筋肉量であります。

当然大きな世界大会に向けて、他国の選手の細かい体力的データを入手するということは不可能なわけですから、服を脱いだときに見える筋肉の付き方、そして体重の変化などに着目。すると海外のトップアスリートについてはやはりこの筋肉の付き方がハンパではありません。

特に一年の経過でほぼ筋肉のみで体重を20kg増量したという選手がいたりと、中にはとんでもない選手もおり、そういった選手が服を脱いだ姿を見ると、やはり筋肉はバキバキ。トップアスリートの世界では、今こういった体づくり、脂肪を除いて筋量を増やすことがトレンドであるともいえるでしょう。

さすがにそこまで行くと、自分たちの体づくりとは別世界と考えてしまう人がいるかもしれません。しかしここでいう体づくりとは、体脂肪と筋肉それぞれの量の割合で目指すものがそれぞれことなり、体脂肪を増やしていけば、あるいは相撲などの特殊なスポーツに向いていたり、といったこともあります。つまり、こうしたアスリートたちの体づくりの延長上に、いわゆる「普通の」体づくりというのも存在するわけであります。

■体重にこだわるのではなく、体の美しさにこだわる「除脂肪ダイエット」

その意味で、これまでわれてきたさまざまなダイエットは、体重などの「数字」にこだわる傾向があり、その結果失敗が多かったといいます。例えば体重を考えたとき、水分の上限だけで体重の増減を推し量ったとすると「走った分だけ汗をかき、痩せた」などといっても、それは単に一時的に水分が減っただけにすぎません。また「お酒を飲んだが、トイレに行ったので…」と体重の増減だけで判断してしまうかもしれませんが、お酒には糖質の高いものもありますので、一概に水分量だけでは何ともいえないところがあります。

それよりは数字にこだわらず、脂肪除去しながら筋力トレーニングにより筋量を上げていけば、美しい理想の体を手に入れることができます。そのためには自身の習慣を一つずつ改善し、より良い生活を送ることが大事です。有酸素運動もボディメイクには有効ですが、これには非常に時間がかかります。その意味で一番大事なのが、食事。これについて岡田先生は、筋力トレーニングを行うことと合わせて次の五か条を上げられています。その中身とは…

一) タンパク質、脂質、炭水化物をコントロールする
目安としてタンパク質を20g以上、脂質は10gをボーダーライン、炭水化物は摂取カロリーの55~65%を目安として摂取することが大事です。
二) (ざっくりでもいいので)自分に合ったカロリーを知り、調整する
日々の筋トレ内容で個人差はありますが、除脂肪体重の35倍のカロリーを目安に摂取します。
三) 食事(を食べる)回数を増やす
まずは通常の3度の食事に、1~2回の食事を増やすこと。増やすことで、脂肪増加の原因となるインスリンの増加を抑えることができます。また回数を増やすことで、急激な空腹を我慢することができるようになります
四) 食事はトレーニング前にとる
トレーニングし筋量をつけていくには“ガソリン”、すなわちエネルギーが必要です。トレーニングの1~2時間前には摂取するようにしましょう。
五) 食物繊維をたくさんとる
善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維(わかめ、ヒジキ、ラッキョウなど)、または不溶性、水溶性食物繊維(ごぼう、ニンジン、納豆など)を特に摂取する。特に主食を大麦などの雑穀米に変えるだけで、食物繊維量は格段にアップ、消化吸収は遅くなり太りにくくなります。

特に主食としてスーパー大麦を取り入れるとすると、白米に比べ糖質は半分近く、食物繊維は44倍という量になります。その食物繊維量は「野菜の王様」ともいわれるブロッコリーと比べても5倍近くの差になります。

こういったことを踏まえ、まずは自分の今の食事を一つずつでも変え、改善していくことが大事です。例えば調味料の無駄遣いをやめ、良質なものをシンプルに味わうことを心掛けたり、ナッツをできるだけかじり、咀嚼して吸収するなど。また、近年ではコンビニでもタンパク質、脂質、食物繊維を手軽にとれるメニューも増えてきましたので、こうしたものを利用しない手はありません。

■体づくりと腸の状態との関係

そして最後に、アスリートの腸内フローラ(腸内菌の群生状況)の検査結果、およびスーパー大麦を摂取した場合の腸内改善状況を、日本で初めて個人向け腸内フローラ検査キットを発売した(株)サイキンソーより発表していただきました。今回検査したのは、岡田先生とその生徒1名、そして日本のトップボディビルダー1名、学生柔道選手1名。サイキンソーでは腸内フローラの状況をAからEの5段階で評価しており、Dが腸劣化予備軍、Eが腸劣化と判定しています。岡田先生の生徒さんもボディメイクには普段より特に気をつけている傾向にあります。

このうち岡田先生とその生徒、そしてボディビルダーはB判定。これは標準的な腸の状態よりいい状態にあるものとされています。この状態でスーパー大麦を2週間続けて摂取した後の状態を観察すると、岡田先生と生徒さんはA判定に、ボディビルダーはB判定で変わらずとも、改善の傾向が見られる格好になりました。この腸内フローラの結果から見ても、より美しいボディを目指すという行為と、腸の状態の因果関係が見られるでしょう。また、その意味でスーパー大麦の摂取も、腸内フローラの改善、あるいは良好な状態の維持を大きく期待できるものであることがわかります。

一方。学生の柔道選手ですが、彼は世界柔道にも出場した日本代表の実力を持った選手。残念ながら都合によりスーパー大麦の効果は確認できませんでしたが、彼の結果はなんとE判定。ただしこの検査を行ったのは、彼が海外遠征から戻ってきたばかりの状態で行ったもの。特に遠征は食事が日本と変わるだけでなく、バランス的にもホテルの食事など偏りが出てくる傾向もあることが考えられるとのこと。逆にいえば、彼についてはこれから腸内改善という面も余地があると考えられるところであります。

こうしてみると体づくりや自分の腸のことを知る、あるいはその改善を試みることなどには、非常に興味深い点が多くあることがわかるでしょう。この機会に、ご自身の体のことを一度見直してみることもお勧めします。

最後に、“バズーカ岡田”先生(笑)が監修された、スーパー大麦が入ったサラダプレートの試食会が行われたのですが、まず見た目のボリュームにちょっと驚きます。写真ではどれくらいと見られるかわかりませんが、長崎ちゃんぽんの皿うどんくらいのサイズに、ドカッと野菜がたっぷり。

1食分でもなかなかボリューミーに見えますが、やはり見た目野菜がほとんどですので、全部食べると満足感はありますが、苦しくなるほどの膨満感はありません。それでいてすぐ空腹感が出てくるような様子もなく、あっさり食べられます。その状態でスーパー大麦の効果が期待できるとなれば、なかなかのものであります。もし興味があれば、ちょっと遠いかもしれませんが、一度日本体育大学の「KARAKUSA FOOD MAINTENANCE」に行かれてみてはいかがでしょうか?

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