6月でございます。いつも以上にテレビの「お天気コーナー」が気になる季節でございます。
そんな天気予報の歴史は明治時代に遡ります。平成、昭和、大正、その前でございます。1875年に東京気象台が設立され気象観測がスタート。それから9年後の1884年に日本初の天気予報が発表された。当時の予報は1日3回、各県ごとではなく日本全国を一文で表したものでございました。ちなみに、この予報は交番に掲示されておりました。
その後、1925年のラジオ放送開始に伴いラジオでの天気予報がスタート。その約30年後、1953年にテレビでの天気予報がスタートいたしました。
そんな「お天気コーナー」では、これまで様々な企画が実施されてまいりました。しかし、絵本が紹介、読まれたことはないのではないかと…。
絵本ブームの昨今、ぜひとも、お天気コーナーで絵本を読んで頂きたいのでございます。話題になること、間違いナッシングでございます。
この季節、「梅雨」や「雨」をテーマにした絵本が書店の絵本コーナーに並んでおりますが、実は、「天気予報」がテーマの絵本はゴイスーに少ないのでございます。にもかかわらず、その極々限られた天気予報絵本がゴイスーに面白いのでございます。紹介せずにはいられないのでございます。
それが、こちら。
「やまださんちのてんきよほう」(作:長谷川義史 出版社:絵本館)
ホッコリ笑えると、大人にも大人気の絵本作家、長谷川義史さまの作品でございます。こちらも、ユーモアたっぷり、笑えること間違いナッシングな一冊でございます。ある一家の1日を天気予報とかけて面白可笑しく紹介しております。
普段、絵本なんか読まない…そんな大人の方にも是非、読んで頂きたい絵本でございます。
めざましテレビ7代目お天気キャスターの阿部華也子さま、キングオブお天気キャスターの天達武史さまに、是非、この絵本を読んで頂きたいのでございます。ご検討頂きたいのでございます。視聴率、好感度が上がること間違いナッシングでございます。
(文:絵本トレンドライター N田N昌)
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Fujisan.co.jpより