朝ご飯食べていますか? 忙しい朝はつい朝食を抜きがち。健康的な毎日を過ごすためには朝食をしっかり食べることが必要不可欠です。
そんな“朝”の食生活に着目した新スポット「KINOKUNIYA entrée」(キノクニヤ アントレ)が、日本橋髙島屋S.C.新館1階に9月25日にオープンしました。
朝活をテーマにした野菜スープや、野菜・肉・魚がバランス良く摂れ見た目も美しいサラダなど、店内厨房で仕上げる惣菜や自家製パンやオリジナル商品を中心とした品揃えで、なかでも注目されているのが、手軽にワンハンドで食べられるsoyクリームやsoyミートを使った「KINOKUNIYA entrée」限定のコッペパンサンドイッチ“SOY TIME”です。
世界的に加速する植物性タンパク質のニーズ
大豆は、日本の食文化には欠かせない存在であり、良質な食物繊維や植物性タンパク質が摂れるスーパーフードです。また、地球環境の変化や人口の爆発的増加による食糧危機予測から、大豆から摂れる植物性タンパク質が世界的にも見直されています。
そんななか、長年、大豆由来の製品素材を開発してきた不二製油グループは、独自に開発したUSS製法により、世界初、大豆から「豆乳クリーム」と「低脂肪豆乳」を特殊分離させ、豆乳チーズやマヨネーズ、ホイップクリームなどの加工製品を創り出すことに成功。
新発売の「SOY TIME」には、USS製法によって作られた豆乳ホイップクリームが使われており、季節のフルーツや定番のベリーと一緒に楽しめるフルーツコッペパンサンドイッチ3種。また、焼肉風味やガパオ風味のソイミートが盛り込まれたコッペパンサンドイッチ2種が販売されます。
写真)ヘルシーなコッペパンサンドイッチ「SOY TIME」。
発売に先駆けて開催された「SOY TIME」の新商品発表会に登壇した不二製油本社CMO角谷武彦氏は、「USS製法により大豆の加工食品が幅広く楽しめるようになった。何かの代りとして我慢して食べるのでなく、大豆製品そのものを美味しく楽しく食べられる商品を提案してゆきたい」と抱負を。
また、株式会社紀ノ国屋代表取締役社長 堤口貴子氏は、「創業当時から常に新しいライフスタイルや世界の新しい食を提供をしてきた、紀ノ国屋らしく、伝統食とは異なる新しい大豆の魅力を皆様にお届けしたい」とし、「近年、日本橋はオフィスタワーが増加しておりビジネスパーソンが増えている。ヘルシーで栄養価が高く見た目もおいしい「SOY TIME」は、オフィスでも手軽に朝食を摂れる。ぜひ、皆様に「SOY TIME」で1日の活力をチャージしてほしい」と、日本橋界隈の生活者、なかでも働く女性にむけアピールしました。
働く女性の朝食欠食が問題に
「SOY TIME」の発表会では、全国で働く女性の健康支援を行うための保健室を開催する「一般社団法人Luvtelli」代表理事の細川モモ氏が、働く女性の健康、栄養、生活状態を明らかにした「働き女子1,000名白書」(2015年)など独自の調査データを基に、働く女性の朝ご飯事情について解説。
朝食欠食が、重大な健康被害をもたらす可能性を示唆しました。
日本の女性は世界的にみても栄養失調が進んでおり、BMI18.5未満という痩せ率は12.3%(平成25年)と、これはコンゴやケニアといった食糧難とされる国とほぼ同等の指数となっています。
細川氏は、日本では低出生体重児が生まれやすく、世界で最も小さい赤ちゃんを産んでいる傾向にあることを知ってもらいたいとし「その理由は、母体である母親の栄養失調が原因のひとつであり、働き世代の女性の健康は次世代の健康にもつながっていることを忘れてはならない」と話しました。
痩せが増加してしまった原因として「ダイエットの意識の浸透だけでなく、女性の社会進出を挙げ、忙しいなどの他に「就業時間が長さ」が大きく関係していると説明します。
働く女性は、忙しければ忙しいほど食事を摂らなくなり、また、残業などにより夜遅くに晩ご飯を食べると、翌朝、お腹が空かず朝ご飯を食べられないという負のスパイラルに陥ります。一方で、酒や揚げ物、焼肉、おやつなどストレス発散になる嗜好品や油っぽい食事の回数は増えており、食環境によって栄養のアンバランスが起きているそうです。
さらに、昼ご飯と夜ご飯だけでは高血糖になりやすく血糖値が安定せず、「働き女子1,000名白書」では、働く女性(30代)の摂取カロリーは平均1479㎉と、糖尿病患者の食事制限以下でありながら、体脂肪率30%前後の見た目には痩せている“隠れ肥満”が増加している結果がでているそうです。
細川氏は「肥満にくらべ痩せは社会的な問題になっておらず、むしろ痩せることが美容に良く美しいと推奨されている面もある。痩せすぎは、卵巣の老化、骨粗鬆症、貧血、糖尿病へのリスクを高める。また「野菜を食べれば健康に良い」と思っている女性も多いが、栄養状態の良さではビタミン・ミネラルなどを多く含むタンパク質が重要」と説明。
朝ご飯を食べている女性でも、コーヒー1杯、ヨーグルトドリンクのみなどで済ませる人が多く、まんべんなく栄養を摂っている女性はたった12%しかおらず細川氏は「毎朝、糖質+タンパク質を一緒に摂ることが、健康だけでなく仕事の生産性や生活の質を上げることにもつながると」と話し「朝食を食べることで体温もあがる。健康的な生活を送り、働きやすく、産みやすく、女性としてキラキラと活躍するためにも、朝ご飯を食べましょう!」と締めくくりました。
写真)焼肉風コッペパンサンドイッチ「SOY TIME」
大豆には「大豆イソフラボン」といった女性の健康に大切な栄養素も含まれます。「SOY TIME」のソイミートは動物性のお肉にはない食物繊維も摂れ、朝から「重たいものは食べられない…」と思う女性におススメです。
大豆だけあって、「SOY TIME」の豆乳ホイップクリームもソイミートも軽やかな食感。クリームは甘さも控えめでフルーツの美味しさを引き立てるバランスの良さを感じられます。これならば罪悪感なくヘルシーな朝ご飯をしっかりと摂ることができますね。
- 日経ウーマン
Fujisan.co.jpより