人が商品やサービスを購入するとき、最も信頼する広告は何でしょう。CM、看板、チラシ、DM、インターネットなど、世の中には様々な広告戦略がありますが、中でも「人からの情報」は大きな効果が期待できます。
フェイスブックやツイッター、インスタグラムといったSNSが台頭し、広告戦略の幅も広がりました。地方の小さな店舗でも、SNSを駆使して人気店になることが可能な時代です。
FOCUS株式会社(愛知県豊田市)はこのほど地域創生の観点から、日本初の地域密着型SNSサービス「FOCUS」をリリース。企業と地域と人の結びつきを強める、新たな広告戦略となります。
このSNSで情報を発信するのは商業的なインフルエンサーではなく、実際に商品やサービスを購入しているユーザー。つまり一般客です。その人たちは「FOCUSTAR」となり、自分たちが愛用しているものを紹介します。
アカウント登録をすれば、誰でもFOCUSTARになれます。よく行くカフェや行きつけの美容室などをお気に入り登録し、その店舗から依頼が来たら拡散するだけ。SNS各種に連携しているので、簡単且つスピーディーです。そして、クリックされた回数に応じて報酬がもらえます。
「ネットはよく分からん」「でもお高いんでしょう」
一方の広告主。アカウント登録後、広告を作成。FOCUSTARを選択し発信依頼を行うだけ。
金額も非常に安価です。基本料金はFOCUSTAR1人あたり100円。システム料金はFOCUSTARのフォロワー数で決まり、フォロワー1人に対したったの1円です。手数料はシステム料金の10%で、FOCUSTARの報酬としてクリック数×10円。
例えば30、40代女性10,000人に宣伝したいとします。1,000人のフォロワーがいるFOCUSTARを10人選定すると、基本料金は1,000円。システム料金はフォロワー10,000人分×1円なので、10,000円です。これにシステム料金10,000円×10%の1,000円が発生し、合計12,000円となります。
仮に5,000人が広告をクリックすれば、FOCUSTARへの報酬として50,000円。合計コスト62,000円で、5,000人が広告主の情報に触れることになります。あらかじめ予算が設定できるので、予算以上の課金がされることはなく無理なく広告を発信。また、広告を見られた分だけ金額を支払えば良いので、費用対効果を考えても非常に安心です。
FOCUSTARは、大好きなお店のために情報を拡散するだけで報酬がもらえます。広告主は、信憑性のあるユーザーが安価で情報を発信してくれます。双方のニーズを満たした、今までにない地域密着型SNS広告戦略。地元を愛するあらゆる立場の人に注目してもらいたいサービスです。
- エコノミスト 2016-08-16 発売号
Fujisan.co.jpより