5月26日〜27日にロンドンで行われた世界最高峰のスケートボードコンテストStreet League London PRO OPENにて、堀米雄斗が見事優勝の快挙!!昨年スペインで行われたPRO OPENにて3位、同じく昨年ミュンヘンで行われたワールドツアー2位に続く歴史的快挙となった。
ストリートリーグは2本のルーティンと5本のベストトリックの上位4本の合計得点で争われる。実力のあるスケーターでも出場すること自体が難しいストリートリーグで日本人が優勝するのは初めての事。
ストリートリーグは年4回開催され、10月に行われるワールドチャンピオンシップにて年間王者が決まる。次の大会は7月7日にロサンゼルスにてワールドツアーが行われる。
3回連続ナインクラブ!
堀米雄斗は予選をトップで通過、迎えた決勝のルーティンで2本とも9点をマーク(最高10点で9点以上のトリックやルーティンは9クラブと呼ばれる)し最高のスタートを切った。
ベストトリックでも1本目でノーリーハーフキャブ270スイッチバックサイドテールスライドをメイクし9点をマーク。9クラブを3連続で決めた。その後のベストトリックは2本立続けに失敗し、迎えた4本目でBerricsでも紹介されている得意トリックのノーリーハーフキャブ270リップスライドで8.1ポイントをマーク。この時点で合計ポイントは35.1。
5本目のベストトリックで7番手のKelvin Hoeflerのトリックが終わった時点でラストトリックをする前に優勝が決まった。ラストトリックの後、いの一番に昨年一緒にSLSプロに昇格したダショーン・ジョーダンが堀米に抱きついたシーンが印象的だった。
2018 SLS LONDON PRO OPEN MEN'Sリザルト
FaceBookより https://www.facebook.com/streetleague/
1位 Yuto Horigome – 35.1
2位 Vincent Milou – 34.1
3位 Kelvin Hoefler – 33.5
4位 Tiago Lemos – 32.7
5位 Trent Mcclung – 32.7
6位 Ivan Monteiro – 32.1
7位 Gustavo Ribeiro – 31.5
8位 Felipe Gustavo – 31.2
2018 SLS LONDON PRO OPEN WOMEN'Sリザルト
FaceBookより https://www.facebook.com/streetleague/
1位 Jenn Soto – 25.6
2位 Lacey Baker – 25.2
3位 Mariah Duran – 25.0
4位 Pamela Rosa – 23.8
5位 Candy Jacobs – 23.1
6位 Alexis Sablone – 22.7
7位 Samarria Brevard – 20.1
8位 Margielyn arda Didal – 9.6
本当にチャンピオンに!
昨年のミュンヘン大会の際に「チャンピオンになるのも時間の問題か」と記事を書いたが、ついにこの日が来た!
本当にこの日が来た!!あのストリートリーグの舞台で日本人がチャンピオンになる日が来るとは。
この快挙はなんと言い表したら良いかわからない。
ラストトリックの後、ダショーン・ジョーダンが堀米に抱きつくシーンを見た時に、彼は今や本当にいろんな人に認められていると思った。これはワールドチャンピオンシップで優勝するのも時間の問題かもしれない。
と書いておけば、きっとまた本当に優勝する日が来ることだろう。
筆者 小嶋 勝美
スケートボードを趣味としており、ライターとしてスケートボード関連の記事を執筆。
約10年間芸人として活動後、現在は放送作家としても活動中。
- Ollie(オーリー) 2018年6月号 (2018年05月14日発売)
Fujisan.co.jpより