本木雅弘さんのCMでおなじみのYahoo!JAPANアプリ「全国統一防災模試」。7年前の東日本大震災を忘れることなく日常から防災意識を高めようと、模試への参加をもっくんが呼びかけています。このCMを完全に再現した試験会場が3月10日、東京・丸の内に登場。「全国統一防災模試」参加型体験イベントが開催されました。
試験会場のほか、アプリ内で出題される問題がフロアや壁に掲載されています。また、限られた材料で完成させる簡易トイレ作りや、正しい心肺蘇生方法を有識者から学ぶなど、リアル体験コーナーも設置。
丸の内の一角に突如現れた防災空間。通行人は興味津々で、イベントに立ち寄っては、防災意識を見直していました。家族で来ていたイベント参加者も多く、率先してバケツやビニール袋で簡易トイレを作る子どもの姿も見られました。
試験会場コーナーでは、実際にスマホを用いてアプリのテストを実施。参加者はスマホの向きを変え、タップするなどして素早く解答していきました。
また、同コーナーでは防災講座も開講。「笑点Jr.」や「エンタの神様」にも出演経験のある落語家、川柳つくしさんが登壇しました。子どもから高齢者まで幅広い年代に対して、有事の際に役立つ知識などを“防災落語”で伝えました。
全国統一防災模試プロジェクトディレクターの山下徹氏は「模試の平均点はおおよそ55点。私は福島県出身で震災以降、連絡が取れなくなった知人もいる。災害の多い日本で、どれだけ心構えが持てるかが重要」と話します。 あなたは何点?防災力診断アプリ
ちなみに、同イベント当日である3月10日の時点で全国統一防災模試の参加者は約37万人でした。しかし、震災当日の3月11日を経て、なんと61万人以上がこのアプリでテストに挑戦しています。
Yahoo!JAPANアプリ「全国統一防災模試」は、コンパス機能で逃げる方角を決めるものや、適切なスピードでタップする心臓マッサージなど、スマホならではの問題がいくつもあります。 設問は全部で25問。「発災」、「避難」、「避難所」、「生活再建」の時系列に沿って、災害をリアルに感じながら防災力を高めることが可能。
正解した問題の傾向から、防災に必要な「防御力」、「行動力」、「協働力」、「知識力」、「判断力」のチャート分析が表示され、その特性から「守りに徹する防災の番人」や「気配り上手な防災おかん」といった全33種の親しみやすいキャラクターで、自身のタイプが診断されます。