こ、これが「うーわーおっ!」の岡田結実か――!? 京都・大覚寺で10月5日、「ONE PIECE ART NUE 大覚寺『魔獣と姫と誓いの花』展」(10月7~22日)発表会が行われ、ゲストに岡田結実が登壇。なんと、平安時代の衣装「十二単(じゅうにひとえ)」で登場し、記者陣を圧倒した。
「岡田菊姫と申します。本日はよろしくお願いします」とはにかんだ岡田は、十二単を初めて着てみての印象について、「意外と重いんですよね。ずっしりする。家族にも見せたい」とコメント。
この日は、ONE PIECE 連載20周年と京都・大覚寺のコラボイベントの発表とあり、集英社 週刊少年ジャンプ・中野博之 編集長、大覚寺の伊勢俊雄 執行長も登壇。
中野編集長が、「ついつい見とれてしまう。『ONE PIECE』の女性キャラクターはスタイルなど見た目が現実離れしているキャラクターが多いが、まさに岡田さんの菊姫は『ONE PIECE』の世界から飛び出てきたような感じ。サンジがここにがいたらたぶん気絶しちゃう」と岡田菊姫をベタボメ。
また、伊勢執行長が「ほんとうにお美しい。大覚寺には、嵯峨天皇が大事にした嵯峨菊という菊があり、まさにその嵯峨菊から出てきたような美しさがある。まさに“雅”」とこちらもイイ言葉。
両者の言葉に「うわーうれしいです! 人生で初めての十二単! こんなすばらしい衣装を着させていただいてうれしい。キレイだなーって自分でも思っちゃいます」と照れ笑い。
静寂に包まれた大覚寺で、まさかの「うーわーおっ!」
そして、静寂につつまれた大覚寺で、例のアレが出た。今回のONE PIECEと大覚寺のコラボイベント「ONE PIECE 20th×KYOTO 京都麦わら道中記~もうひとつのワノ国~」(10月7~22日)についての印象について聞かれた岡田は、「もうそれは、『うーわーおっ!』って感じですね」と一撃。
記者や関係者が囲むそのステージ上が一瞬、凍りついて「えー…少々な笑いで、安定ですね」と取り直し。岡田の「うーわーおっ!」では伝わらないので、集英社 中野編集長と大覚寺 伊勢執行長に、今回のコラボイベントの概要を聞こう。
壮大なスケールと圧巻の漫画×寺院コラボ
今回の ONE PIECE ART NUE 大覚寺『魔獣と姫と誓いの花』展について、集英社は「完全な新作となるサイドストーリー『ワノ国 特別編』を日本画とのコラボレーションで表現。約1200年の歴史を持つ大覚寺の境内全体をめぐりながら、尾田栄一郎氏の設定・構成のもと、キャラクターの活躍や物語を体感する新スタイルアート展。尾田氏直筆の貴重な原画も展示されるなど、見ごたえのある内容に」と。また、中野編集長は記者発表会でこうアピールした。
「『ONE PIECE』は、少年ジャンプの看板漫画。いまや世界中に多くのファンを持つ世界一の漫画。この作品のイベントを、世界中から多くの観光客が集まる京都で行えることをうれしく思う。京都全体と漫画作品がコラボレーションする広範囲なイベントとしては、週刊少年ジャンプ史上初の試み」
「また、今回の『ONE PIECE 20th×KYOTO 京都麦わら道中記~もうひとつのワノ国~』のために、菊姫をはじめ、ラーク皇子、ヌエといった魅力的なキャラクターを、尾田先生が描き下ろしてくださいました。こうした新キャラクターと既存のキャラクターが出会ってどんなストーリーが生まれるかにもご期待下さい。かなり衝撃的な結末が待っています!」(中野編集長)
また、伊勢執行長は、このコラボイベントの背景について、「嵯峨御所大覚寺は、嵯峨野文化サロンとも呼ばれ、常に新しいものを取り入れ融合させて活かすという性質がある」と伝えていた。
前例のない、漫画の世界と、1200年の歴史を持つ寺院の16日間にわたるコラボ。記者発表の最後、岡田菊姫は「一生に一度の体験だと思います。すばらしい世界がたくさんあるので、ぜひみなさん、この圧倒的な世界を体感してください!」と語った。
岡田菊姫も絶賛する漫画と寺院のコラボイベントをチラ見!
(C) 尾田栄一郎/集英社/京都麦わら道中記推進委員会