近年は、スマートフォンでFPSやアクションゲームなどの、本格的なゲームをプレイする人も多いのではないでしょうか。今回は、スマホ向けゲームやPlayStationをリモートでプレイできる、スマホ向けゲームコントローラー「Backbone One」(第2世代)を実際に触ってみたレビューを書いていきます。
スマホ向けゲームコントローラー「Backbone One」(第2世代)は、2024年6⽉20⽇より全国の家電量販店で販売を開始。スマホに装着してゲームがプレイできるコントローラーであり、⽇本国内ではこれまでに第1世代が販売されていました。
このほど発売される「Backbone One」はその第2世代にあたり、スマホ接続部分に取り外し可能なマグネットタイプのアダプターが同梱。幅広い種類のスマホやスマホケースに対応可能で、コントローラの方向パッドやボタンが刷新され、より正確かつ反応の良い入力が実現されるようになるなど、前世代より正当な進化を遂げています。
「Backbone One」は、スマートフォン(iOS/Android)のコントローラー対応ゲームに対応するだけではなく、インターネットを通じて、PlayStationの「PS Remote Play」をはじめとするリモートプレイ機能や、GeforceNow、Netflixのクラウドゲームなど、様々なプラットフォームにも対応。
PlayStation版とスタンダード版の2種類が用意されており、PlayStation版を使用しています。白を基調にしたこちらは、スマホを装着したあとの裏面にPlayStationのマークが付いているのが特徴。
今回のレビューではOPPO(Android)のスマホで「Backbone One」を使用してみました。
コントローラーの右側のUSBコネクタにスマホのUSB差し込み口を接続。約6.5インチのサイズで大きめですが、装着してみると1cm以上は横幅に余裕があるので、もっと大きいスマホでも装着できそうです。
「Backbone One」の重さは約138gで、OPPOのこのスマホは約182g。スマホに比べると「Backbone One」はかなり軽く感じます。
「Backbone One」を装着して、まずプレイしてみたのはHoYoverseによる最新都市ファンタジーアクションRPG『ゼンレスゾーンゼロ』。こちらはPlayStation5・iOS・Android・PCで遊べるゲームですが、派手な戦闘のアクションなため、高負荷なゲームになっています。「Backbone One」は「PS Remote Play」に対応しているということなので、PS5とのリモートでプレイしてみました。画面用でゲームを稼働させているのがPlayStation5なので、リモートプレイはスマホで動かすのとは違い、スマホへの負荷がかなり軽減されます。
実際に『ゼンレスゾーンゼロ』を「Backbone One」で操作してみると、街中の移動や戦闘も快適にプレイできました。ほぼ遅延なく操作できるので、戦闘に集中できます。PlayStation公式のコントローラー「DualSense」に近い作りになっていることもあり、スティック、十字キー、LRボタン、オプション&シェアボタンなど全てが馴染みやすくなっていました。
ボタンに関して言えば、「Backbone One」のPlayStation版は、皆さんお馴染みの「〇×△□」。それに対して、スタンダード版はいわゆる「箱コン」と呼ばれているXboxのコントローラーと同じ。左上が「Y X」で、右下が「B A」キーになっているという、2種類の違いがあります。
高負荷でありアクションRPGの『ゼンレスゾーンゼロ』をプレイできたので、他にもかなり広い種類のゲームを問題なくプレイできそうです。『ゼンレスゾーンゼロ』のようなゲームの場合、「Backbone One」を接続してデイリーミッションやスタミナの消化といった日常の作業を、座ったり寝転がったりして、くつろいでプレイできるのが良いですね。
インターネット環境があればどこでも「PS Remote Play」は利用できるので、旅先や出張先などでも上記のようなソシャゲの日常作業やちょっとした暇つぶしなどに「Backbone One」を使ってスマホでゲームができそうです。
また、「Backbone One」は多くのスマートフォン向けゲームに対応しています。専用アプリ「Backbone」には、グーグルプレイで対応しているゲームが多数並べられているので、ここから探すことができます。FPSゲーム『Call of Duty Mobile』を「Backbone One」で試してみましたが、こちらも快適にプレイができました。
「CoD」のようなFPSでは、銃を撃つ際にR2ボタンを使う場合が多いですが、「Backbone One」は「DualSense」に近いトリガーが再現されています。トリガーを押し込んだ時の遊びが多めなのが特徴です。旧来のコントローラーのR2ボタンとは違い、ゼロから100まで押し込んだときの幅が多めにあるため、銃のトリガーを引く感触やレースゲームでのアクセルを踏み込む感触を、「Backbone One」でも近い感覚で体感できるようになっていました。
コントローラー左右の下部にはUSBケーブルとイヤホンを差し込める差し込み口があります。スマホを充電しながら、イヤホンでゲームの音を聞きながらプレイすることができます。
より本格的にスマホでゲームを楽しみたい方、PlayStationなどでのコンシューマーゲームをくつろいでスマホでプレイしたい方などに「Backbone One」はオススメです。みなさんも購入を検討してみてはいかがでしょうか。
公式サイト
https://playbackbone.com/jp/