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画期的なナビゲーションアプリがグランプリに!虎ノ門エリアの新たな都市体験を競うXRハッカソンの最終審査会が開催


2月10日、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー内のTOKYO NODEにて、「TOKYO NODE “XR HACKATHON” powered by PLATEAU」の最終審査会「AWARD NIGHT」が開催。

森ビルと国土交通省の都市デジタルツイン実装プロジェクト「PLATEAU(プラトー)」が共催する本イベント。虎ノ門ヒルズ ステーションタワーに2023年秋にオープンした情報発信拠点「TOKYO NODE」の研究開発チーム「TOKYO NODE LAB」が主導する、デジタルツイン環境を活用した都市を拡張するAR体験プロジェクトの一環として実施されている。

今回の「AWARD NIGHT」に向けて、約2か月半に渡り虎ノ門ヒルズを中心としたエリアで、参加したクリエイターやアーティストがXRアプリケーションを開発。ハッカソンのために開発されたアプリケーションは、エンターテイメント、アート、シミュレーションや可視化ツール、虎ノ門エリア・施設の利便性向上のツールなど、ジャンルは多種多様となっている。

「AWARD NIGHT」は、参加者数107名(64チーム)の中から選出された16チームのファイナリストが、作品を世の中にプレゼンテーションする成果発表の場であり、当日はファイナリスト16チームのプレゼンテーションが行われた。その後に行われた受賞者発表では、審査が難航したとのことで、用意されていたグランプリと3つの部門賞以外に、急遽、審査員特別賞が開設され表彰されることになった。

グランプリを受賞したのは、チーム「LUDENS」によるアプリケーション「TORANOMON bird's eye view」で、優勝賞金50万円に加えて、受賞作品を「WIRED.jp」で記事化できる権利が贈呈された。

「TORANOMON bird’s eye view」は、虎ノ門ヒルズの様々な場所やバーチャルコンテンツの場所をXRで表示し、目的地を見つけると、スマホカメラの一人称視点からバーチャルカメラの俯瞰視点にシームレスに切り替えることができ、自分と目的地の位置関係を直感的に知覚可能になるアプリケーション。これにより、直感的に位置関係を把握しにくい虎ノ門ヒルズをより身体性が感じられる場所にすることができる。

審査員を務めた森ビル株式会社 TOKYO NODE運営室の杉山央さんは、受賞理由について「街づくりの視点から、都市が抱えている課題をテクノロジーで解決しています。特に都市が高密度、立体化することによってナビゲーションが課題になっているなか、今回のアプリケーションは、自分の位置がわかって建物が透けて見えてという、直感的に都市のスケールを把握できるという点が一番のポイント」と説明した。

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