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名古屋周佑氏、ヒューマンスキルのアップから日本再興へ


 芸能プロデュース・マネジメント事業、集客・販売・リクルート促進コンサルティング事業、人材育成事業、子育て支援事業など幅広い事業を手掛ける株式会社VAF Roid。代表取締役の名古屋周佑氏は、大学院まで建築学を学び、建築業界から起業した異色の経歴をもつ。個人の「ヒューマンスキルのアップ」から「日本の再興」を目指したいという名古屋代表に話を聞いた。

建築業界から教育事業、さらには芸能事業へ転身

 名古屋代表は、大分大学で建築学を学んで大学院に進み、その後上京して建築業界に進んだ。しかし、その頃から社会情勢や日本に対しての不安と問題意識があり、大学時代から社会人に至るまでさまざまな副業や自己投資を行っていたという。「最初は何をやってもうまくいきませんでしたが、ヒューマンスキルアップという分野に絞って考えたところ、道が開けました」という名古屋代表。社会人を対象にした人材教育関係事業を経て選んだのは、芸能プロデュース・マネジメント事業だった。

 建築業界から教育事業、さらには芸能事業へ。自分が進む道の舵をなぜ大きく切ったのか? 「現在の日本は、教育が一気通貫しておらず情報があふれています。その中で何が正しいのか分からず失敗の連続で、結局心が養われず衰退していき後悔する道を辿る人がほとんどです。

現状は精神性の高い人しか自ら動かない状態ですが、それでは意味がなく日本の底上げに繋がりません。この現状を打破するために、一般的に落とし込むには、それをエンタメ・芸能など楽しいことに変化させ伝えていく必要があります。 国民性と言われるように日本人は優しい人が多く、日本人のDNAは特別です。日本はもっと元気になれると思っています。

AIの進化や所得の二極化、コロナ禍で孤独になったりしているなかで、不安を抱きながら何をやっていいのか分からない人が多い状況です。かつて自分も同じように、自分の存在意義や何をどう行動すれば良いのか分かりませんでした。そういった人たちに価値を付けていくことで、衰退しつつある日本を再興したい。」という思いがあったという。

バズる“入口”だけでなく、継続的にプロデュースする“出口”づくりを

 名古屋代表は「日本を再興したい」という思いもあり、芸能事業で力を入れているのは、どのようにしたら日本の正しい文化を国内外問わず伝えていくことができるのか、という部分も大きいと話す。例えば、所属提携タレントの一人であるモデル・女優の道江幸子氏は、TikTokでパラパラや和装や神社の紹介動画といった日本文化を発信し話題になっているという。

「神社とは密接に繋がらないと思われるファッションやアクセサリーを取り入れて、普段視聴者が見慣れないものをトレンドに変化させ発信することによりターゲット層を拡大できます。こういった手法で様々な企業の商品をPRしたり販売促進に繋げています。 またそれを転用して、リクルートに繋がる動画を企業用に作成しています。芸能=広告に繋がるので。」

 また同社には、タレントやインフルエンサーが所属している。「TikTokをはじめとしたSNSで、何をどうやったらバズらせたりファンを増やしたりできるのかという“入口”のノウハウはありふれている。その先にある活躍できる場や継続的にプロデュースするという“出口”を考えることが重要です。当社では、他に無い様々なノウハウや人脈を使ってそういったお手伝いをしております。」と名古屋代表は語る。

教育面や地方創生の観点からも日本を再興させたい

 芸能事業とともに同社は多岐にわたる事業を行っており一見畑違いに見えるが、力を入れているのは一貫して教育的な分野の側面が大きい。名古屋代表によると「なぜ皆可能性に蓋をしてしまうのか?後悔と妥協の人生を送るのか?答えは皆自分の中にあって、自分を知るだけです。皆嘘が嫌いと言うが嘘をつきます。なぜ嘘をつくのか?それは自分に嘘をつくことができるからです。自信がないと思った瞬間、自分を認めなかった瞬間に自分に嘘をついていることになるのです。

根本的に自信がない人が多いのです。 要は絶対的な自信を持つことが出来なければなりません。自分を信じてあげることが出来たら嘘をつかなくなる。嘘をつかなくなれば周りに正直者が集まる。そしたら世の中は良くなり次元が上がっていきますよね。しかし周りに認めてくれる人はいないのです。なぜならそもそも自分のことを認められる人がいないからです。

だから自分のことを認められる人に出会うことが第一歩なのです。ただそれに出会う事なんて普通に生きていたら無いわけで、いつまでたっても認められず抜けられないから、後悔し妥協し生きていくわけです。人間はやりたくない事をやる(自分に嘘をつく)と力が入らないように体が出来ていると脳科学で証明されています。

それを皆やらされているだけです。だから可能性に蓋を閉じるのです。 こういった根本的で重要なことは死ぬ間際に気づいても遅く、誰しもが一番若い『今』のうちに平等に知り得る必要があると思います。だからこそ今の事業を通して伝えています。更には早期、特に幼少期からアプローチして根本的に日本を変えていきたいです。」と語る。

 「学生時代までずっと地方にいたので、都会との情報格差といったデメリットを感じていました。今後は事業として地方創生にも力を入れていきたいですね。地方移住や、農業で生活をしていくための支援などを行っていくことも視野に入れています」という名古屋代表。穏やかな笑みのなかに、地方から東京へ、またさまざまな職業体験で培った着眼点を武器に「日本再興」を進めていきたいという力強さを感じた。

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