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講師も全員、塾の卒業生。媚びない等身大の姿で、自分が通いたくなるような塾をつくってきた結果、生徒も保護者も繋がりが深くなった


今回お話しを伺ったのは小学生や中学生向けの渋谷区・港区の専科塾である「尚学舎」塾長 本村 一貴さん。媚びない等身大の姿で、自分が通いたくなるような塾をつくってきたことで生徒や保護者に与える影響などについてお話しを伺った。

口コミで入塾する生徒がほとんどのため、「尚学舎」に通う生徒の保護者は仲がいい。ランチ会をして受験生の保護者の悩みを共有したり、上の子がいて既に経験している保護者は悩んでいる保護者に励ましの言葉をかけたりしている。一致団結して受験を切り抜けているため子供だけでなく保護者同士の絆も深まるものだと本村氏は語る。

また媚びない等身大の姿で、自分が通いたくなるような塾をつくってきたため、生徒とは卒業しても繋がりは深く講師も全員、塾の卒業生だ。講師と生徒も仲がいいこともあり、勉強を親身に教えるだけではなく、生徒の文化祭や体育祭を見にいく、皆んなでキャンプにいくなどプライベートの時間を共有することもある。そのため生徒たちも講師を喜ばせたいと勉強を頑張るモチベーションにも繋がる。

「尚学舎」では講師が教えられるけれど教えない姿勢を取ることもあり、自分で考えるように導いている。時間をかけて自分で考えて解くことで自分のウィークポイントが理解でき、更にはその問題に対して深い理解ができているので解き方を忘れずらくなる。生徒が自分に足りないものを考え、受験に受かっていくのだと話す。 また、本村氏は講師であり1人の大人として仕事とプライベートをしっかりわけて充実した毎日を送っている。週に3日の勤務で、休みの金曜日は妻とデートをする日、日曜日はファミリーデーなどしっかりと決めている。生徒が関わる大人は学校や部活の先生、両親くらいしかいない。その中の一つのサンプルとしていい大人でありたいと思っているためだと話す。家庭も仕事も楽しんで充実させているという姿は子供たちの未来の希望につながるのだ。

最後に塾を卒業した生徒がどのような大人になっているのか聞くと、起業したり、カメラマンや芸能関係につく人がいたり、記者になる人もいる。会社員として大手に入ってもコンサルティング関連に携わるなど全体的にフリーランスよりの自由な仕事につく人が多いのかもしれないと本村氏は話す。 目標というのは生まれるもの。起業することは好奇心が止められず始めるし、アイディアは誰かを幸せにしたいと思うから生まれる。何かをすべきという人生より何かを自然としてしまうという自発的な人生が素晴らしいと思っている。そんな考えが自然と生徒たちに伝わればいいと本村氏は話す。

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