テンカイズα。この番組は、TBSラジオで放送中「テンカイズ」の番組内だけでは紹介しきれないアツイ人たちをYouTube限定で紹介して行く番組。様々な業界で活躍する人に迫ります。
今回のゲストは働く女性に情熱を与える「フラームジャパン株式会社」飯嶋真美代表です。
フラームジャパンとは?
宇賀なつみアナウンサー(以下、宇賀)「早速ですが、フラームジャパンというのはどういう事をされている会社なんですか?」
飯嶋真美さん(以下、飯嶋)「ヘルスケア企業向けに女性活躍支援のコンサルティングを行っている会社になります。」
宇賀「クライアントは会社ということになるんですかね?」
飯嶋「そうですね。製薬会社がターゲットになっていますね。元々製薬会社の女性比率というのがものすごく少なくて、特に女の人の営業職で言うと10%とかっていう会社が多かったので。そこに対して女性活躍支援コンサルティングを行ったり、例えば、育児をして一回辞めた人たちが復職するためプログラムを作ったりということをしています。」
宇賀「フラームという会社の名前はどういう意味があるんですか?」
飯嶋「フランス語で新芽とか炎、情熱っていう意味があります。」
宇賀「それはどういう思いを込めて付けたんですか?」
飯嶋「やっぱり女性が仕事をする上でも常に情熱を持って仕事に向けて、そして、その周りの人に向けて常に情熱を持って接するというのが、やっぱり生きていく上で一番大切だと思っているからです。」
女性活躍社会の課題
宇賀「女性活躍と言われるようになってかなり日数も経ったというか、皆さんよく聞く言葉になったのかなと思うんですけれども、今の課題ってなんだと思いますか?」
飯嶋「制度としては十分にあっても、企業側が女性社員の意識が仕事に対して足りないというのを課題に挙げていて。一方で女性社員の方からすると、育児とか出産を含めての女性に対する認識が企業に無いというところがあります。お互い認識が足りてないと言い合っているような状況なので、次はそれをどういう風に形にしてうまく運用していくかっていうフェイズかなとは思っています。女性の管理職が何パーセントという数字があって、企業側は一生懸命女性を上げようとするんですけど、今の人達って疲れ果てている先輩を見ちゃっているから自分もなりたいってあまり思えない。それが一番大きい壁にはなっていますよね。」
ロールモデルを増やす
宇賀「何か会社としてやっていらっしゃることはあるんですか?」
飯嶋「今ちょうど運用中のプロジェクトなんですけれども、女性で10年とか育児をしていて、ご主人と離婚することになってまた働きたいという人もいる。しかし、『ブランクがある人はちょっと』とか、シングルマザーの人だったら『子供が熱を出したらお母さんが行かなきゃいけないんでしょ』みたいな感じで断られちゃう人たちもいたんですよね。でも、そんなことを言っていたら女の人を増やしたいっていう会社があっても、女性だったら誰でもあり得ることなので、女性を増やすのは無理ですよって。そういう話から一緒に入っていく。企業と私の会社、そしてその求職者の方の3者で一緒に走っているプロジェクトです。そういうロールモデルを多く作って、その人たちが実際に大変だったこともそうですし、それによって自分が変わったと思えるような出来事というのを、細かいことでもどんどん発信を繰り返していく。それを見る後進のメンバーに『そうやって乗り越えられるんだ』とか、『私すごい今いっぱいいっぱいだけど、これって別に当たり前のことで特別じゃないんだ』って気づいてもらいたいと思っているので、やっぱりロールモデルを作ってそれを発信していくっていうのはすごく大事だなと思います。」
飯嶋真美×テンカイズ
宇賀「では、飯嶋さんの今後の展開を教えてください。」
飯嶋「一人でも多く女性のロールモデルを作っていって、一人一人がその人にとっての最高になっていく姿を見せることで、本当の女性活躍って何だろうというところを追求していきたいというふうに思います。」
宇賀「ありがとうございました。」
テンカイズ
TBSラジオで毎週水曜日よる9時から放送中。
FM905、AM 954、TBSラジオも視聴可能
テンカイズ公式ページ:https://www.tbsradio.jp/488165
Twitter:@TBS_TENKAIZU
フラームジャパン株式会社
URL:http://flammejapan.com
フラームジャパン株式会社では、「女性活躍推進に関わるコンサルティング」、「ダイバーシティマネジメントに関わるコンサルティング」、「女性MRをはじめとした採用企画、採用広報に関わるコンサルティング」などを行っています。