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可愛いと怖いが交錯する“kowaii”を体験せよ! 映画『おさるのベン』ヨハネス・ロバーツ監督インタビュー


『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』製作のウォルター・ハマダと、 『クワイエット・プレイス』シリーズのパラマウント・ピクチャーズがタッグを組み、 『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』のヨハネス・ロバーツが監督・脚本を務めた 究極の密室パニック・シチュエーションスリラー『おさるのベン』(原題:PRIMATE)が、 2月20日(金)より全国公開となります。

愛らしい存在が、いつの間にか“何か違う”ものに変わっていく――。その説明できないズレと違和感を恐怖の核に据えた本作は、1月9日(金)に全米公開を迎えると、『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』に次ぐ初登場No.2となり、予想を上回るスマッシュヒットを達成。「かわいい顔で近づいてくるのが、一番こわい」と、Z世代を中心に、可愛いと怖いが交錯する“kowaii”の鑑賞体験が話題を呼んでいる、体験型の新世代ポップコーンムービーとなっています。

本作を手がけたヨハネス・ロバーツ監督さんにお話を伺いました。

——監督が手がけられた『海底47m』(2017)での閉ざされた場所での絶望感が、本作にも活かされているように感じましたがいかがですか?

映画『クジョー』(1983)に影響を受けており、閉鎖された場所に人間がとらわれてしまっているという繋がりはあります。『海底47m』は空気がなくなる、本作は狂犬病という病気と、プールにいて低体温症という恐怖が時限爆弾の様にカウントダウンしていく役目をはたしている。その中で、何とかその状況から抜け出さなくてはならない。そういったフォーマットが、僕は凄く監督・脚本家としてのスキルを試されるし大好きです。いかにそのキャラクターがそういった状況からどうやって切り抜けるのかという事を考えるのが楽しいです。

——「活動が制限される」シチュエーションを作ることがお得意かと思うのですが、アイデアはどのように生まれていきますか?

頭にポン!と浮かんでくるんですよ!(笑) もともとダイバーでもあるので、『海底47m』でいうと、このケージが海に落ちてしまったらどうなるんだろう?怖っ!というところから発想しました。
本作で言うと、母が飼っている犬が泳げないので、人間がプールにいる時に狂ったようにプールの周りをずっと走っていたんです。そこからアイデアを温めていきました。浅いところがプールになければ、みんなどうやって上がるんだろう?と思ったんです。特に、その犬が凶暴だったら?僕はそういった設定がフックとしてすごく楽しめます。なぜなら「これはあるだろう」「これはダメだよね」「これはいいだろう」「いや、でもこれはダメだろう」という風に、自分自身が考えていけるから楽しいんですよね。

——ベンのアニマトロニクスなど技術的な面で驚かされたことを教えてください。

元々プラクティカル・エフェクト、なるべくカメラで撮れる形でやりたいというタイプではあるんです。そして、今回ほどプラクティカルが多かったことはなく、でも作業的にはゆっくりになるし、難しいところは間違いなくあります。それを成立させるためには、最終的には美しいVFXとエフェクトのオペレータースタッフの腕が良くなくてはいけない。あとは演者がその瞬間にそのキャラクターに命を吹き込んでくれれば良いのです。あとは、もちろんその撮り方も大事です。今回の場合は、例えばベンが影だけ映ったりとか、半透明の扉の反対側に居たりとか、そういう風にみせたりして“怖い”感じを作るというのも大事ですね。これもすごく楽しいです。ただ、作り方として、凄く時間がかかるんですが…。

——“顎裂き”など、動物のパワーに対する恐怖が駆り立てられる演出になっていたと思います。監督が恐怖描写で一番工夫した点を教えてください。

全部楽しいけど、崖から落ちるシーンは好きですね(笑)。シンプルだけど、観客の反応が最高なんです(笑)。それから顎裂きのシーンはそんなに演技経験のない2人、スーツを着たミゲルと若い男を演じていたチャーリーの共演が電気が走るようにワクワクするもので、ああいうクレイジーなことが起きるのを見ているのは監督冥利に尽きます。撮影して形にするのが楽しいシークエンスでもありました。
でも、いつだって照明や効果を使いながら、どう怖がらすことができるかを考えたりするところが、他のジャンルにはないものすごく楽しいところだと思います。

【STORY】
ハワイの森に佇む高級別荘地の実家に、友人と帰省した大学生ルーシー。
家族と、幼い頃から暮らしてきたチンパンジーの“ベン”との再会に心躍らせる。
プールにパーティ、楽しい休暇――しかし、いつもは賢くてかわいいベンの様子の何かがおかしい・・・。

<作品概要>
監督・脚本:ヨハネス・ロバーツ『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』
脚本:アーネスト・リアラ
出演:トロイ・コッツァー『コーダ あいのうた』アカデミー賞®️助演男優賞受賞、ジョニー・セコイヤ、
ジェシカ・アレクサンダー、ビクトリア・ワイアント
配給:東和ピクチャーズ
©2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
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