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冨永みーな&高木渉インタビュー 「ここは日本のアニメ文化を学べる貴重な場所!」 「アニメ東京ステーション七夕まつり」で魅力を再認識


10月に2周年を迎える、日本のアニメ展示拠点・アニメ東京ステーションで七夕の7月7日(月)、「アニメ東京ステーション七夕まつり」が開催され、人気声優の冨永みーなさん・高木渉さんが出演。トークや朗読劇「あらしのよるに」シリーズから、2作目の「あるはれたひに」を上演。大いに盛り上がりました。イベント終了後、おふたりに話を聞きました!

──「アニメ東京ステーション七夕まつり」、大変盛況でしたが、今回のイベントにご参加されてみた、率直なご感想をお聞かせください。

冨永:高木さん、ちょうどスケジュールが空いていたということで、前日も朗読劇のリハーサルに顔を出していただいたこともあり、本当に濃い時間になったと思います。演出というほどではないけれど、みなさんと「こうしようか」ってお話しながら一緒に作ることができて、とてもありがたかったです!

高木:普段なかなか会えない方、アニメーターの遊佐かずしげさんやきむらゆういち先生など、いろいろな方とお話ができて、本当に楽しかったです。気づいたらお客さんというより、自分自身が楽しんじゃっていました(笑)。中身の濃い内容のイベントでした。誘ってくれて、みーなさんには本当に感謝です。ありがとうございました!

──生で観てみて、お二人のトークや演技には、見る人を一瞬で引き込む力があることが分かりました。

冨永:本当に?ありました?引き込んじゃいました?うれしいです!ありがとうございます!

──日本のアニメの魅力を世界に向けて発信する「アニメ東京ステーション」ならではのイベントですよね。

冨永:イベントってトークだけで終わってしまうことも多いんですけど、やっぱり“声のお芝居”も届けたいなって思っていて。前回「あらしのよるに」第1巻をやった時に、きむら先生が「7巻まであるから続けていいよ」とおっしゃってくださって。なので、今後もこのシリーズは続ける予定です!

高木:次は6巻、僕はその一番いいところに登場したいですね。きむら先生が「思い入れがあるんだよね」って、口を滑らせていましたから(笑)

冨永:自分で言っちゃったんだよね(笑)。それくらい勢いに乗っていたイベントだったということです。本当にありがとうございました。

──改めて「アニメ東京ステーション」という施設の魅力について、どのように感じていますか?

高木:こういう常設の施設があるって、本当に素晴らしいことだと思います。アニメってどうやって作ってるんだろう?って気になっても、普通はなかなか知る機会がないですからね。

でもここに来れば、いろいろな資料や展示があって、見ているだけで勉強になりますし、懐かしい気持ちにもなるし、夢が詰まっている感じがします。

冨永:イベントも月1回開催していて、アニメ上映会もやっていますし、無料でここまでやっているということが本当にすごい!

高木:グッズも販売していて、今のアニメーションと昔のものが共存してるって感じがするのもいいですよね。海外の方にも、日本のアニメ文化を知ってもらえる貴重な場所だと思います。

冨永:実際、海外のお客さんも多いそうです。なにより無料ってすごいことで、みんなの待ち合わせ場所でいい、ステーションでいいんです。東京が、日本のアニメ文化を広めたいという気持ちが伝わってきます。

わたしは2023年の秋から関わらせてもらっていますけど、少しずついろんなことが伝わってきてる感じがします。イベントの応募も多いと聞いていて、それも本当にありがたいです!

──ちなみに七夕ですので、今後のお仕事に関する願い事を教えてください。

高木: 僕たち同い年で、それなりに芸歴も⻑くなりましたが、僕が若い頃に⾒ていた先輩が今、⾼齢になってもまだ現役で続けられている⽅って何⼈もいらっしゃるんですよ。いつまでも説得⼒のあるお芝居ができるってすごいことだと思うんですよね。

だから七夕にあえて願い事を言うなら、僕らも健康に気をつけて、まだまだいろいろな作品と出会っていきたいし、いつまでも必要とされる人間でいたいなって思います。

冨永:若い頃よりも今のほうが、願い事って叶いやすくなったように感じるんです。口に出して言えるようになってきたから(笑)。

高木さんと『名探偵コナン』で共演した時に81歳のおばあちゃん役を演じたことがあるのですが、実はちょっとした夢だったんです。自分よりも年上の役に挑戦してみたくて。でも上の年齢を“演じよう”とすると嘘っぽくなっちゃうじゃないですか。

高木:本当に絶妙で、自然なおばあちゃんになっていましたよ!

冨永:でも、あの時は自然に演じることができて、「本当におばあちゃんだったよ」って褒めていただいて。まだまだいろいろな役に出会いたいですし、作品とも出会っていきたいと思っています!

──また、「アニメ東京ステーション」での今後の展開も楽しみですね!

冨永:シリーズとして続けていける事がありがたいです!

高木:今回は誰が“ガブ”を演るんだろう?って、話題になるくらいになったらいいですね(笑)。ぜひ楽しみにしていてください!

──今日はありがとうございました!

撮影=塚本桃

(執筆者: ときたたかし)

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