
6月25日放送の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)で、熱中症対策として若い世代を中心に「プラズマ乳酸菌」を含めた乳酸菌飲料の摂取が広がりを見せていると紹介があった。
番組では、連日続く酷暑を背景に「暑い夏を乗り切る20の裏ワザSP」と題して、快適に過ごすためのさまざまな対策を特集した。2025年は3月からすでに夏日を記録する異例の年となっており、6月中旬には観測史上まれに見る高温が続くなど、熱中症のリスクも高まっているという。こうした状況に対し、身近な生活習慣の中でどのように免疫力をサポートできるかも一つの焦点となった。
番組内でこのテーマについて解説したのは、マーケティングアナリストの原田曜平氏。原田氏によると、現在では高校生や大学生といった若年層の約8割が乳酸菌飲料を摂取しており、かつては中高年を中心に広がっていた習慣が、今やZ世代の若者の間でも一般的になってきているという。
この背景には、SNSなどを通じて若者の間でも「夏場に免疫力が落ちること」や「乳酸菌が免疫力維持のサポートになること」が事実として知られるようになったことがある。また、かつて昭和の時代には「リポビタンD」などに代表される茶瓶の栄養ドリンクが、平成には「レッドブル」などに代表されるエナジードリンクが流行したように、令和の現代は乳酸菌飲料が新たな健康習慣として台頭しているのだと解説した。
原田氏によれば、なかでも近年注目されているのが「プラズマ乳酸菌」なのだそう。プラズマ乳酸菌は、一般的な整腸(腸を整えること)ではなく免疫ケアに特化した乳酸菌であり、暑さによって体力が落ちやすい夏の時期において、ウイルスや外敵に対する備えとしての役割が期待されている。
こうした動きは、乳酸菌飲料の摂取が単なるトレンドではなく、身近でできる健康管理の一環として定着しつつあることを示している。番組の特集では酷暑の夏場を乗り切るためには、エアコンや水分補給といった物理的な対策はもちろんだが、免疫ケアなど体の内側からの対策もまた重要で、両面トータルでの対策の必要性が今後の新常識となっていくことを示唆していた。