モトローラ・モビリティ・ジャパンは6月23日、スマートフォン新製品「motorola edge 60 pro」とソフトバンク向け「motorola edge 60s pro」を発表しました。SIMフリー版のedge 60 proは7月4日に発売し、モトローラ公式オンラインストアの販売価格は7万9800円（税込）。ソフトバンク向けの60s proは7月11日に発売します。
6.7インチディスプレイと3眼カメラを搭載
本体サイズは約160×72.98×8.14mm、重量は約184g。本体カラーはPANTONE Dazzling Ble（ダーズブルー）、PANTONE Shadow（シャドーグリーン）、PANTONE Calcite（カルサイトホワイト）の3色。4辺のエッジがラウンド形状になった6.67インチ 1.5K pOLEDディスプレイはリフレッシュレート120Hz、ピーク輝度4500nitsで、濡れた手で操作できるウォータータッチ仕様です。メインカメラはOIS対応の5000万画素 Sony LYTIA 700センサー搭載カメラ、5000万画素広角カメラ、3倍光学ズームと最大50倍のデジタルズームに対応する1000万画素望遠カメラの3眼構成で、インカメラは5000万画素。MIL-STD 810Hのアメリカ国防総省調達基準に準拠し、IP68/IP69の防水・防塵に対応します。
AIキーと選べるAI機能
プロセッサーはMediaTek Dimensity 8350 Extremeを採用し、12GB RAMと256GBストレージを搭載。自社開発のAI機能とパートナー企業と連携する各種AI機能に対応します。
ディスプレイに向かって左側側面にAIキーを搭載し、長押しすることでPerplexityの起動が可能。電源キーの長押しでGoogle Geminiを起動できます。
Perplexityはリアルタイム性の高い検索に利用し、GeminiはGemini Liveで会話しながらアイデアを練ったりトピックを簡素化するなど、AIの特性に応じた使い分けができます。ソフトバンク版のedge 60s proは6か月、SIMフリー版の60 proは3か月、Perplexity Proを無料で利用可能。
モトローラ独自のAI機能「moto ai」は発売時点ではカメラ関連を中心に提供し、今後ソフトウェアアップデートにより見逃したメッセージや重要なToDoを要約する「Catch me up」、音声を記録、書き起こし、翻訳、要約する「Pay attention」、見たり聞いたりキャプチャーしたものを保存して後から呼び出せる「Remember this」といった機能に対応を予定しています。
125Wの急速充電に対応
バッテリー容量は5000mAh。急速充電技術の125W TurboPower充電に対応し、付属のUSB充電器で1～100％まで約28分で充電できます。
ちなみに、発表会でプレゼンテーション中に急速充電するデモでは約22分で充電が完了していました。
moto aiでカメラ機能を充実
moto aiはダイナミックレンジを向上したり暗所でのノイズを除去する写真補正エンジン、最大50倍のズーム撮影といったカメラの基本機能に組み込まれている他、独自の撮影機能を実現しています。
「Signature Style」は、ユーザーの好みの色合いにAIが自動でカラー補正する機能。「食べ物」「ポートレート」「風景」のカテゴリ―に合わせて好みの写真をインポートすることで、ユーザーの好きな色合いを学習してくれます。
「Group Shot」は、グループ写真で複数の写真を撮影し、全員がカメラを見ている写真を生成する機能。
ポートレートモードでは、背景を美しくぼかしたポートレート写真を生成します。
動画撮影では、カメラが回転しても被写体の水平を維持する「Adaptive Stabilization」、被写体の動きに合わせてシャッタースピードを調整する「Action Shot」が利用できる他、動きのある光の軌跡や滝などの被写体を収める長時間露光モード「Long Exposure」といった機能が利用できます。
